Unified Managerからパフォーマンスデータを受信できるようにGraphiteを設定する
Graphiteは、コンピュータ システムからパフォーマンス データを収集してグラフ化するオープン ソフトウェア ツールです。Unified Managerから統計データを受信するには、Graphiteサーバとソフトウェアを適切に設定する必要があります。
NetAppが、特定のバージョンのGraphiteまたはその他の他社製ツールをテストまたは検証することはありません。
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GraphiteサーバはUnified Managerからボリュームのパフォーマンス データを受信しません。 |
インストール手順に従ってGraphiteをインストールしたら、Unified Managerから統計データを受信できるようにするために、次の変更を加える必要があります。
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の中で
/opt/graphite/conf/carbon.conf`ファイルの場合、Graphiteサーバーで1分あたりに作成できるファイルの最大数を_200_に設定する必要があります。(
MAX_CREATES_PER_MINUTE = 200` )。構成内のクラスタ数や送信することを選択した統計オブジェクトによっては、最初に何千もの新しいファイルの作成が必要になる場合があります。そのため、1分あたりの作成ファイル数が200の設定でも、最初の指標ファイルをすべて作成するのに15分以上かかることがあります。指標ファイルがすべて作成されれば、このパラメータは以降関係ありません。
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IPv6アドレスを使用して展開されたサーバーでGraphiteを実行している場合、
/opt/graphite/conf/carbon.conf`ファイルを「`0.0.0.0
」から「::
」に変更する必要があります(LINE_RECEIVER_INTERFACE = ::
) -
の中で `/opt/graphite/conf/storage-schemas.conf`ファイル、 `retentions`パラメータを使用して、頻度を 5 分に設定し、保持期間を環境に適した日数に設定する必要があります。
保持期間は環境で許容される範囲であればいくらでも長く設定できますが、頻度は最低1つの保持設定で5分に設定する必要があります。次の例では、Unified Managerのセクションは、
pattern`パラメータ、値は初期頻度を 5 分、保持期間を 100 日に設定します。 `[OPM]
pattern = ^netapp-performance\..
retentions = 5m:100d
デフォルトのベンダータグが「
netapp-performance
」から別のものに変更された場合、その変更は `pattern`パラメータも同様です。
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Unified Managerサーバがパフォーマンス データを送信する際にGraphiteサーバが使用できないとデータは送信されず、その間のデータは収集されません。 |