ASA R2ストレージシステムでのクラスタとストレージユニットのパフォーマンスの監視
ONTAP System Managerを使用してクラスタの全体的なパフォーマンスと特定のストレージユニットのパフォーマンスを監視し、レイテンシ、IOPS、およびスループットが重要なビジネスアプリケーションにどのように影響しているかを判断します。パフォーマンスは、1時間から1年までのさまざまな期間にわたって監視できます。
たとえば、重要なアプリケーションで高レイテンシと低スループットが発生しているとします。過去5営業日のクラスタパフォーマンスを表示すると、同じ時間にパフォーマンスが低下していることがわかります。この情報を使用して、重要でないプロセスがバックグラウンドで実行され始めるときに、重要なアプリケーションがクラスタリソースを競合しているかどうかを判断します。その後、QoSポリシーを変更して、重要でないワークロードがシステムリソースに与える影響を制限し、重要なワークロードが最小スループットの目標を満たすようにすることができます。
クラスタのパフォーマンスの監視
クラスタのパフォーマンス指標を使用して、重要なアプリケーションのレイテンシを最小限に抑え、IOPSとスループットを最大化するためにワークロードを移行する必要があるかどうかを判断します。
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System Manager で、 * Dashboard * を選択します。
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[パフォーマンス]*で、時間、日、週、月、または年単位で、クラスタのレイテンシ、IOPS、およびスループットを表示します。
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パフォーマンスデータをダウンロードする場合に選択します。
クラスタのパフォーマンス指標を使用して、QoSポリシーの変更やアプリケーションワークロードのその他の調整が必要かどうかを分析し、クラスタ全体のパフォーマンスを最大化します。
ストレージユニットのパフォーマンスの監視
ストレージユニットのパフォーマンス指標を使用して、特定のアプリケーションがレイテンシ、IOPS、スループットに与える影響を判断します。
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System Managerで、*[ストレージ]*を選択します。
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監視するストレージユニットを選択し、*[概要]*を選択します。
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[パフォーマンス]*で、時間、日、週、月、または年単位で、ストレージユニットのレイテンシ、IOPS、およびスループットを表示します。
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パフォーマンスデータをダウンロードする場合に選択します。
レイテンシの低減とIOPSとスループットの最大化を実現するために、ストレージユニットに割り当てられたQoSポリシーを変更する必要があるかどうかを、ストレージユニットのパフォーマンス指標を使用して分析します。