CLIコマンドの表記規則
Windows、Linux、またはSolarisオペレーティングシステムでCLIコマンドおよびスクリプトコマンドを実行する場合は、名前またはラベルの一部として使用される二重引用符("")に特別な考慮が必要です。
二重引用符("")が名前または値の一部である場合は、各二重引用符の前にバックスラッシュ(\)を挿入する必要があります。
例:
-c "set storageArray userLabel=\"Engineering\";"
この例では、「"Engineering"」がストレージアレイ名です。
2つ目の例は次のとおりです。
-n \"My\"_Array
この例では、「My」_Arrayはストレージアレイの名前です。
二重引用符("")は、スクリプトコマンド内で文字列(文字列リテラルとも呼ばれます)の一部として使用することはできません。たとえば、次の文字列を入力してストレージアレイ名を「"Finance" Array」に設定することはできません。
-c "set storageArray userLabel=\"\"Finance\"Array\";"
Windowsオペレーティングシステムでは、名前の前後に二重引用符("")を使用しない場合は、特殊なスクリプト文字の前にそれぞれキャレット({キャレット})を挿入する必要があります。特殊文字には、{キャレット}、|、<、>を使用できます。
端末「-n」、「-o」、「-f」、「-p」とともに使用する場合は、特殊なスクリプト文字の前にそれぞれキャレットを挿入します。たとえば、ストレージアレイ「CLI>CLIENT」を指定するには、次の文字列を入力します。
-n CLI^>CLIENT
スクリプトコマンドの文字列リテラルで使用する場合は、特殊なスクリプト文字の前にそれぞれキャレット({キャレット})を1つずつ挿入します。たとえば、ストレージアレイの名前を「FINANCE_|_PAYROLL」に変更するには、次の文字列を入力します。
-c "set storageArray userLabel=\"FINANCE_^|_PAYROLL\";"
Windows OSを使用する環境でSMcliコマンドをコマンドプロンプトから実行する場合、入力ファイルまたは出力ファイルのファイルパス名にエスケープ文字としてバックスラッシュ(「\」)を追加する必要があります。ロールベースアクセス管理ユーザを指定する-uオプションを提供して、セキュアなhttpsモードでSMcliを使用する場合は、バックスラッシュ(「\」)を追加する必要があります。* 例: * C:\\dir\\subdir\\filename |