ボリュームのストレージ要件の変化に応じて、ボリュームコピー機能を使用して、小容量のドライブを使用するプールまたはボリュームグループから大容量のドライブを使用するプールまたはボリュームグループにデータをコピーできます。たとえば、ボリュームコピー機能を使用して次の処理を実行できます。

コピーのソースボリュームとターゲットボリュームで、報告されるホストアドレス指定可能/論理ブロックサイズ（セクターサイズ）が同じである必要があります。

報告されるボリュームのブロックサイズは次のとおりです。

シンボリュームをシックボリュームに変更する場合は、ボリュームコピー処理を使用してシンボリュームのコピーを作成します。ボリュームコピー処理のターゲットは常にシックボリュームです。

ボリュームコピー機能を使用すると、ボリュームのデータを同じストレージアレイ上の別のボリュームにコピーしてボリュームをバックアップできます。ターゲットボリュームは、ソースボリュームのバックアップ、システムのテスト、またはテープドライブなどの別のデバイスへのバックアップとして使用できます。

ベースボリュームに関連付けられているSnapshotボリュームからデータをリストアする必要がある場合は、ボリュームコピー機能を使用してSnapshotボリュームからベースボリュームにデータをコピーできます。Snapshotボリューム上のデータのボリュームコピーを作成し、そのデータをベースボリュームにコピーできます。

次の表に、ボリュームコピー機能でソースボリュームとターゲットボリュームに使用できるボリュームのタイプを示します。

¹ターゲットボリュームの容量はシンボリュームのレポート容量以上である必要があります。

²オンラインコピー処理が完了するまでは、Snapshotボリュームコピーを使用できません。

³ソースボリュームがプライマリボリュームの場合、ターゲットボリュームの容量はソースボリュームの使用可能容量以上である必要があります。