カスタムレプリケーションポリシーを作成します。
レプリケーション関係の作成時には、デフォルトまたはカスタムのポリシーを使用できます。カスタムのユニファイドレプリケーションポリシーの場合は、初期化と更新の際に転送するSnapshotコピーを決定する1つ以上の_rules_を定義する必要があります。
関係のデフォルトポリシーが適切でない場合は、カスタムレプリケーションポリシーを作成できます。たとえば、ネットワーク転送でデータを圧縮したり、SnapMirrorでSnapshotコピーの転送を試行する回数を変更したりできます。
レプリケーションポリシーの _policy type_of によって、サポートされる関係のタイプが決まります。次の表に、使用可能なポリシータイプを示します。
ポリシータイプ |
関係タイプ |
非同期ミラー |
SnapMirror DR |
mirror-vault |
ユニファイド レプリケーション |
-
カスタムレプリケーションポリシーを作成します。
snapmirror policy create -vserver SVM -policy policy -type async-mirror|mirror-vault -comment comment -tries transfer_tries -transfer-priority low|normal -is-network-compression-enabled true|false
コマンド構文全体については、マニュアルページを参照してください。
ONTAP 9 .5以降では、パラメータを使用して、SnapMirror同期関係の共通のSnapshotコピースケジュールを作成するスケジュールを指定でき `-common-snapshot-schedule`ます。デフォルトでは、SnapMirror同期関係の共通のSnapshotコピースケジュールは1時間です。SnapMirror同期関係のSnapshotコピースケジュールには、30~2時間の値を指定できます。
次の例は、データ転送のためのネットワーク圧縮を有効にするSnapMirror DR用のカスタムレプリケーションポリシーを作成します。
cluster_dst::> snapmirror policy create -vserver svm1 -policy DR_compressed -type async-mirror -comment “DR with network compression enabled” -is-network-compression-enabled true
次の例は、ユニファイドレプリケーション用のカスタムレプリケーションポリシーを作成します。
cluster_dst::> snapmirror policy create -vserver svm1 -policy my_unified -type mirror-vault
「mirror-vault」ポリシータイプの場合は、初期化と更新の際に転送するSnapshotコピーを決定するルールを定義する必要があります。
コマンドを使用し `snapmirror policy show`て、SnapMirrorポリシーが作成されたことを確認します。コマンド構文全体については、マニュアルページを参照してください。