SUSE KVM 上の SAP HANA 用NetAppストレージを構成する
NFS または FCP プロトコルを使用して、SUSE KVM 上の SAP HANA 用のNetAppストレージを構成します。最適なデータベース パフォーマンスを実現するために、VM とNetApp ONTAPシステム間のストレージ接続を設定します。
SR-IOV ネットワーク インターフェイスまたは FCP HBA ポートを使用して VM を構成した後、VM 内からストレージ アクセスを構成します。選択したストレージ プロトコルに基づいて適切なNetApp SAP HANA 構成ガイドを使用します。
SAP HANA 用の NFS ストレージを構成する
SAP HANA ストレージに NFS プロトコルを使用する場合は、以前に作成した SR-IOV ネットワーク インターフェイスを使用します。
包括的な設定手順に従ってください。 "『SAP HANA on NetApp AFF Systems with NFS』-構成ガイド" 。
KVM 環境の主な構成上の考慮事項:
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ネットワークトラフィック用に事前に構成されたSR-IOV仮想機能(VF)を使用する
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冗長性のためにVM内でネットワークボンディングを構成する
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VMとNetAppストレージSVM間の適切なネットワーク切り替えを確保する
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SAP HANA 構成ガイドに従って、ストレージ コントローラーと VM を構成します。
SAP HANA 用の FCP ストレージを構成する
FCP プロトコルを SAP HANA ストレージに使用する場合は、VM に割り当てられた物理 HBA ポートを PCI デバイスとして使用します。
NetAppストレージ システムに基づいて適切な構成ガイドを選択します。
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NetApp AFFシステムの場合: "『 SAP HANA on NetApp AFF Systems with Fibre Channel Protocol 』を参照してください"
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NetApp ASAシステムの場合: "『 SAP HANA on NetApp ASA Systems with Fibre Channel Protocol 』を参照してください"
KVM 環境の主な構成上の考慮事項:
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PCIパススルー経由でVMに割り当てられた物理HBAポートを使用する
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ファブリックスイッチ間の冗長性を確保するために、VM内でマルチパスを構成する
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SAP HANA 構成ガイドに従ってストレージ コントローラと VM を構成します。