アレイLUNのフォーマットに関する要件
さまざまな種類のアレイLUNフォーマットを実行できます。いずれのタイプも、LUNまたはストレージアレイ全体の可用性に影響します。
新しいLUNをONTAPシステムにすぐに提供する必要がある場合は、クイックフォーマットを使用してください。LUNをあとでONTAPシステムに提供する予定の場合は、クイックフォーマットを推奨しますが、オンラインフォーマットも使用できます。
クイックフォーマットを使用することを推奨します。オンラインフォーマットとオフラインフォーマットのどちらも、次のリストで説明するように、LUNのフォーマットが完了するまでディスクの検出に時間がかかります。
-
オンラインフォーマットでは、フォーマット中のアレイLUNは完全にオフラインになり、アレイLUNはSCSIコマンドに応答しません。
すべてのアレイLUNがフォーマットされるまで、一度に1つのアレイLUNでフォーマットが実行されます。
-
オフラインフォーマットでは、ストレージアレイ全体がオフラインになり、ストレージアレイはSCSIコマンドに応答しません。
フォーマットが完了するまで、コントローラごとに一度に6つのアレイLUNがフォーマットされます。
ストレージアレイは、すべてのフォーマットが完了するまで応答しません。
-
ONTAPシステムの初期セットアップ後にアレイLUNを作成する場合(任意のホスト)、オフラインフォーマットを使用すると、システムがパニック状態になります。
ルートボリュームのアレイLUNなど、ONTAPシステムにマッピングされたアレイLUNがある場合、それらのアレイLUNはフォーマットが完了するまで使用できなくなります。
-
他のホストのLUNのオンラインフォーマットおよびクイックフォーマットは、ONTAPシステムには影響しません。