アレイLUNの所有権の割り当て
ルートボリュームがディスクシェルフにあるONTAPシステムでは、アレイLUNをアグリゲートに追加してストレージとして使用する前に、アレイLUNの所有権をノードに割り当てる必要があります。
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必要なもの *
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バックエンド構成のテスト( ONTAP システムの背後にあるデバイスの接続と構成のテスト)が完了している必要があります。
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割り当てるアレイ LUN が ONTAP システムに提供されている必要があります。
所有権を割り当てることができるアレイ LUN の条件は次のとおりです。
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所有権が設定されていない
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ストレージアレイの構成に関して次のようなエラーは発生しません。
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アレイ LUN のサイズが ONTAP でサポートされる範囲外である。
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LDEV が 1 つのポートにしかマッピングされていない。
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LDEV に割り当てられている各 LUN ID に一貫性がない。
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LUN のパスが 1 つしかない。
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所有権の割り当てを行うアレイ LUN のバックエンド構成に ONTAP システムとストレージアレイの連携に支障をきたす問題があると、 ONTAP でエラーメッセージが表示されます。アレイ LUN の割り当てを続行するには、問題を修正する必要があります。
ONTAP では、アレイ LUN へのパスがすべて同じコントローラに接続されていたり、パスが 1 つしかないなど、割り当てようとしているアレイ LUN に冗長性の問題がある場合に警告が表示されます。冗長性の問題は、 LUN の所有権を割り当てる前に修正しても、割り当てたあとに修正してもかまいません。
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次のコマンドを入力して、ノードにまだ割り当てられていないアレイLUNを表示します。
storage disk show -container-type unassigned
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次のコマンドを入力して、このノードにアレイLUNを割り当てます。
storage disk assign -disk arrayLUNname -owner nodename
冗長性のエラーをディスクの割り当て前ではなく割り当て後に修正する場合は、コマンドでパラメータを使用する必要があり
-force
storage disk assign
ます。