ONTAPツールのセットアップを回復する
ONTAP tools for VMware vSphere以降では、バックアップ機能がデフォルトで有効になっています。
ONTAP tools for VMware vSphereを導入するデータストアには、バックアップ ファイルが保存されます。 ONTAPツールの IP アドレスにちなんで名付けられたフォルダ(ドットはアンダースコアに置き換えられ、末尾に OTV_backup が付けられます)には、最新の 2 つのバックアップ ファイル(OTV_backup_1.tar.enc と OTV_backup_2.tar.enc)と、最新のバックアップの名前を含む情報ファイル(OTV_backup_info.txt)が保存されます。
新しい仮想マシンが同じONTAPツール IP アドレスを使用し、有効なサービス、ノード サイズ、HA モードなどの初期システム構成と一致していることを確認します。
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元の仮想マシンのデータストアからローカル システムにバックアップ ファイルをダウンロードします。
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ストレージ セクションに移動し、仮想マシンのバックアップ ファイルが含まれているデータストアを選択します。
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[ファイル]*セクションを選択します。
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必要なバックアップ ディレクトリをダウンロードします。
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既存の仮想マシンの電源をオフにします。次に、元のデプロイメントと同じ OVA ファイルを使用して新しい仮想マシンをデプロイします。
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vCenter Serverで、メンテナンスコンソールを開きます。
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maintenance ユーザとしてログインします。
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と入力 `4`して*[Support and Diagnostics]*を選択します。
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と入力 `2`して*[リモート診断アクセスを有効にする]*オプションを選択し、診断アクセス用の新しいパスワードを作成します。
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ダウンロードしたディレクトリからバックアップ ファイルを選択します。最新のバックアップを識別するには、OTV_backup_info.txt ファイルを参照してください。
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次のコマンドを使用して、バックアップ ファイルを新しい仮想マシンに転送します。プロンプトが表示されたら、診断パスワードを入力します。
scp <OTV_backup_X.tar.enc> diag@<node_ip>:/home/diag/system_recovery.tar.enc
コマンドに記載されている宛先パスとファイル名 (/home/diag/system_recovery.tar.enc) を変更しないでください。 -
バックアップ ファイルが転送されたら、診断シェルにログインして次のコマンドを実行します。
sudo perl /home/maint/scripts/post-deploy-upgrade.pl -recovery
ログは_/ var/log/post-deploy-upgrade.log_fileに記録されます。
リカバリが完了すると、 ONTAPツールによってサービスと vCenter オブジェクトが復元されます。