NVMeプロトコルのサポート

ONTAP Tools for VMware vSphere 10.2は、VMFSデータストアのプロビジョニングでNVMe/FCプロトコルとNVMe/TCPプロトコルの両方をサポートしています。vCenterインターフェイス内にシームレスに統合されたワークフローにより、データストアのプロビジョニングが容易になります。NVMe/FCプロトコルとNVMe/TCPプロトコルを使用してVMFSデータストアをプロビジョニングするメリットには、パフォーマンスの最適化、優れた拡張性、複数のデータ要求の効率的な処理、レイテンシの大幅な削減、効率的なリソース管理などがあります。NVMeベースのストレージIOは、従来のデータプロトコルに比べてCPU利用率が最大50%低下します。

ファイバチャネル（FC）プロトコルのサポート

ONTAP Tools for VMware vSphere 10.2では、VVOLデータストアとVMFSデータストアのプロビジョニングにFCプロトコルがサポートされています。FCプロトコルのサポートには、高いパフォーマンス、信頼性と安定性、拡張性、セキュリティの強化、効率的なリソース管理などのメリットがあります。

SnapMirrorアクティブ同期

VMware vSphere 10.2向けのONTAPツールによるSnapMirrorアクティブ同期のサポートには、vCenter UI内でvSphere Metro Storageを構築するためのエンドツーエンドの設定ワークフローを提供する、まったく新しい保護クラスタ機能が含まれています。これにより、拡張されたクラスタ構成が可能になり、サイト全体に障害が発生してもビジネスサービスの運用が継続され、アプリケーションがセカンダリコピーを使用して透過的にフェイルオーバーできるようになります。

Storage Replication Adapter（SRA）の機能拡張

SRAは、VMware Site Recovery Manager（SRM）仕様に基づいたディザスタリカバリ（DR）ソリューションを実装します。SRM統合によるSnapMirrorアクティブ同期は、ディザスタリカバリ計画とオーケストレーションソリューションをサポートし、透過的なアプリケーションフェイルオーバーを実現します。