SnapMirrorデスティネーションから単一ファイル、LUN、NVMeネームスペースをリストア
単一ファイル、LUN、一連のファイルまたはLUNをSnapshotコピーからリストアしたり、NVMeネームスペースをSnapMirrorデスティネーションボリュームからリストアしたりできます。NVMe.7以降では、SnapMirror同期デスティネーションからONTAP 9ネームスペースをリストアすることもできます。ファイルは元のソースボリュームにリストアすることも、別のボリュームにリストアすることもできます。
SnapMirror同期デスティネーション(ONTAP 9 .5以降でサポート)からファイルまたはLUNをリストアするには、まず関係を削除して解放する必要があります。
ファイルまたはLUNのリストア先のボリューム(デスティネーションボリューム)が読み書き可能ボリュームである必要があります。
-
ソースボリュームとデスティネーションボリュームに共通の Snapshot コピーがある場合(通常、リストア先が元のソースボリュームである場合と同様)、 SnapMirror は _incremental restore_x を実行します。
-
それ以外の場合、 SnapMirror は _ ベースラインリストアを実行します。これにより、指定された Snapshot コピーおよびコピーが参照するすべてのデータブロックがデスティネーションボリュームに転送されます。
-
デスティネーションボリューム内のSnapshotコピーの一覧を表示します。
volume snapshot show -vserver <SVM> -volume volume
コマンド構文全体については、マニュアルページを参照してください。
次の例は、デスティネーション上のSnapshotコピーを示してい `vserverB:secondary1`ます。
cluster_dst::> volume snapshot show -vserver vserverB -volume secondary1 Vserver Volume Snapshot State Size Total% Used% ------- ------ ---------- ----------- ------ ----- ------ ----- vserverB secondary1 hourly.2013-01-25_0005 valid 224KB 0% 0% daily.2013-01-25_0010 valid 92KB 0% 0% hourly.2013-01-25_0105 valid 228KB 0% 0% hourly.2013-01-25_0205 valid 236KB 0% 0% hourly.2013-01-25_0305 valid 244KB 0% 0% hourly.2013-01-25_0405 valid 244KB 0% 0% hourly.2013-01-25_0505 valid 244KB 0% 0% 7 entries were displayed.
-
単一ファイルまたはLUN、あるいは一連のファイルまたはLUNをSnapMirrorデスティネーションボリューム内のSnapshotコピーからリストアします。
snapmirror restore -source-path <SVM:volume>|<cluster://SVM/volume>, … -destination-path <SVM:volume>|<cluster://SVM/volume>, … -source-snapshot snapshot -file-list <source_file_path,@destination_file_path>
コマンド構文全体については、マニュアルページを参照してください。
このコマンドはデスティネーションSVMまたはデスティネーションクラスタから実行する必要があります。
次のコマンドは、ファイルと
file2`ファイルを元のデスティネーションボリューム内の `secondary1`Snapshotコピーから `daily.2013-01-25_0010
、元のソースボリュームのアクティブファイルシステム内の同じ場所にprimary1`リストアします `file1
。cluster_dst::> snapmirror restore -source-path vserverB:secondary1 -destination-path vserverA:primary1 -source-snapshot daily.2013-01-25_0010 -file-list /dir1/file1,/dir2/file2 [Job 3479] Job is queued: snapmirror restore for the relationship with destination vserverA:primary1
次のコマンドは、ファイルと
file2`ファイルを元のデスティネーションボリューム内の `secondary1`Snapshotコピーから `daily.2013-01-25_0010
、元のソースボリュームのアクティブファイルシステム内の別の場所にprimary1`リストアします `file1
。@記号に続くパスがデスティネーションファイルのパスで、元のソースボリュームのルートからのパスが指定されています。この例では、
file1`がにリストアされ、file2が `/dir2.new/file2`にリストアされ `/dir1/file1.new
`primary1`ます。cluster_dst::> snapmirror restore -source-path vserverB:secondary1 -destination-path vserverA:primary1 -source-snapshot daily.2013-01-25_0010 -file-list /dir/file1,@/dir1/file1.new,/dir2/file2,@/dir2.new/file2 [Job 3479] Job is queued: snapmirror restore for the relationship with destination vserverA:primary1
次に、ファイルと
file3`ファイルを元のデスティネーションボリューム内の `secondary1`Snapshotコピーから `daily.2013-01-25_0010`元のソースボリュームのアクティブファイルシステム内の別の場所に `primary1`リストアし、から `snap1`のアクティブファイルシステム内の同じ場所 `primary1`にリストアするコマンドを `file1`示します。 `file2
この例では、ファイルが
file1`にリストアされ `/dir1/file1.new
、 `file3`にリストアされ `/dir3.new/file3`ます。cluster_dst::> snapmirror restore -source-path vserverB:secondary1 -destination-path vserverA:primary1 -source-snapshot daily.2013-01-25_0010 -file-list /dir/file1,@/dir1/file1.new,/dir2/file2,/dir3/file3,@/dir3.new/file3 [Job 3479] Job is queued: snapmirror restore for the relationship with destination vserverA:primary1