ONTAPボリュームの階層化ポリシーと最小クーリング期間を変更する
ボリュームの階層化ポリシーを変更することで、アクセス頻度が低くなったデータ( COM) をクラウド階層に移動するかどうかを制御できます。 auto`階層化ポリシーが設定されたボリュームの場合 `snapshot-only
、アクセス頻度の低いユーザデータがクラウド階層に移動されるまでの階層化の最小クーリング期間も指定できます。
ボリュームを階層化ポリシーに変更 `auto`したり、階層化の最小クーリング期間を変更したりするには、ONTAP 9 .4以降が必要です。
ボリュームの階層化ポリシーを変更すると、そのボリュームに対する以降の階層化の動作のみ変更されます。変更前までさかのぼってデータがクラウド階層に移動されることはありません。
階層化ポリシーを変更すると、データがコールドと認識されてクラウド階層に移動されるまでの時間に影響することがあります。
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コマンドでパラメータを指定して
-tiering-policy
、既存のボリュームの階層化ポリシーを変更しますvolume modify
。次のいずれかの階層化ポリシーを指定できます。
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snapshot-only
(デフォルト) -
auto
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all
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none
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ボリュームでまたは
auto`階層化ポリシーを使用している場合 `snapshot-only`に階層化の最小クーリング期間を変更するには、advanced権限レベルでオプションのパラメータを指定してコマンドを `-tiering-minimum-cooling-days`実行します `volume modify
。階層化の最小クーリング日数には2183の値を指定できます。9.8より前のバージョンのONTAPを使用している場合は、263の値を階層化の最小クーリング日数に指定できます。
次の例は、SVM「vs1」内のボリューム「myvol」の階層化ポリシーをに変更し、階層化の最小クーリング期間を45日に変更します auto
。
cluster1::> volume modify -vserver vs1 -volume myvol -tiering-policy auto -tiering-minimum-cooling-days 45