Snapshotコピーを使用したFlexGroupボリュームの保護
Snapshotコピーの作成を自動的に管理するSnapshotポリシーを作成することも、FlexGroupボリュームのSnapshotコピーを手動で作成することもできます。FlexGroupボリュームの有効なSnapshotコピーは、ONTAPがFlexGroupボリュームの各コンスティチュエントのSnapshotコピーを正常に作成できるまで作成されません。
-
1つのSnapshotポリシーに複数のFlexGroupを関連付ける場合は、FlexGroupのスケジュールが重ならないようにする必要があります。
-
ONTAP 9 8以降では、FlexGroupボリュームでサポートされるSnapshotコピーの最大数は1023です。
ONTAP 9 .8以降では、FlexGroupボリュームに対するコマンドで、 `volume snapshot show`最も新しい所有ブロックが計算されるのではなく、論理ブロックを使用してSnapshotコピーのサイズが報告されます。この新しいサイズ計算方法では、Snapshotコピーのサイズが以前のバージョンのONTAPよりも大きく表示されることがあります。 |
-
Snapshotポリシーを作成するか、Snapshotコピーを手動で作成します。
作成する項目
入力するコマンド
Snapshotポリシー
volume snapshot policy create
FlexGroupボリュームのSnapshotポリシーに関連付けるスケジュールは、間隔を30分よりも長くする必要があります。 FlexGroupボリュームを作成すると、 `default`SnapshotポリシーがFlexGroupボリュームに適用されます。
手動でのSnapshotコピー
volume snapshot create
FlexGroupのSnapshotコピーを作成したあとで、Snapshotコピーの属性を変更することはできません。属性を変更する場合は、Snapshotコピーを削除してから再作成する必要があります。
Snapshotコピーの作成時には、FlexGroupボリュームへのクライアントアクセスが一時的に休止されます。
-
FlexGroupボリュームの有効なSnapshotコピーが作成されたことを確認します。
volume snapshot show -volume volume_name -fields state
cluster1::> volume snapshot show -volume fg -fields state vserver volume snapshot state ------- ------ ---------------------- ----- fg_vs fg hourly.2016-08-23_0505 valid
-
FlexGroupボリュームのコンスティチュエントのSnapshotコピーを表示します。
volume snapshot show -is-constituent true
cluster1::> volume snapshot show -is-constituent true ---Blocks--- Vserver Volume Snapshot Size Total% Used% -------- -------- ------------------------------------- -------- ------ ----- fg_vs fg__0001 hourly.2016-08-23_0505 72MB 0% 27% fg__0002 hourly.2016-08-23_0505 72MB 0% 27% fg__0003 hourly.2016-08-23_0505 72MB 0% 27% ... fg__0016 hourly.2016-08-23_0505 72MB 0% 27%