セキュリティトレースレコードを削除する
セキュリティトレースレコードを使用したファイルアクセスセキュリティの検証や、 SMB または NFS のクライアントアクセスに関する問題のトラブルシューティングが完了したら、セキュリティトレースのログからセキュリティトレースレコードを削除できます。
セキュリティトレースレコードを削除する前に、レコードのシーケンス番号を確認しておく必要があります。
各Storage Virtual Machine(SVM)には、最大128件のトレースレコードを格納できます。SVM でこの上限に達した場合、最も古いトレースレコードが自動的に削除されて、新しいレコードが追加されます。したがって、 SVM のトレースレコードを手動で削除しなくても、上限に達したときに、 ONTAP によって自動的に最も古いトレース結果を削除して新しい結果用のスペースを確保することができます。 |
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削除するレコードのシーケンス番号を指定します。
vserver security trace trace-result show -vserver vserver_name -instance
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セキュリティトレースレコードを削除します。
vserver security trace trace-result delete -node node_name -vserver vserver_name -seqnum integer
vserver security trace trace-result delete -vserver vs1 -node node1 -seqnum 999
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-node
`node_name`は、削除するパーミッショントレーシングイベントが発生したクラスタノードの名前です。これは必須パラメータです。
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-vserver
`vserver_name`は、削除対象のパーミッショントレーシングイベントが発生したSVMの名前です。これは必須パラメータです。
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-seqnum
`integer`は、削除するログイベントのシーケンス番号です。これは必須パラメータです。
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