FPolicyポリシーで標準のエンジンを使用する場合のFPolicyスコープ設定の要件
標準のエンジンを使用するように FPolicy ポリシーを設定する場合には、ポリシーで設定される FPolicy スコープの定義方法に関して特定の要件があります。
FPolicy スコープは、 FPolicy 環境で指定されたボリュームや共有など、 FPolicy ポリシーが適用される範囲の境界を定義します。FPolicy ポリシーが適用されるスコープをさらに制限するためのパラメータが多数あります。これらのパラメータの1つで、 -is-file-extension-check-on-directories-enabled`ディレクトリのファイル拡張子をチェックするかどうかを指定します。デフォルト値はで `false
、ディレクトリ上のファイル拡張子はチェックされません。
標準のエンジンを使用するFPolicyポリシーが共有またはボリュームで有効になっている場合、 `-is-file-extension-check-on-directories-enabled`ポリシーのスコープでパラメータがに設定されている `false`と、ディレクトリへのアクセスが拒否されます。この設定では、ディレクトリのファイル拡張子はチェックされないため、ポリシーのスコープに該当するディレクトリ操作はすべて拒否されます。
標準のエンジンを使用している場合にディレクトリへのアクセスを成功させるには、スコープの作成時にをに `true`設定する必要があり `-is-file-extension-check-on-directories-enabled parameter`ます。
このパラメータをに設定する `true`と、ディレクトリ操作に対して拡張子のチェックが実行され、アクセスを許可するか拒否するかは、FPolicyスコープ設定に含まれている拡張子または除外されている拡張子に基づいて決定されます。