サブネットを作成
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Creating your file...
サブネットを作成してIPv4またはIPv6アドレスの特定のブロックを割り当て、あとでSVMのLIFを作成するときに使用できます。
そのため、各 LIF の IP アドレスやネットワークマスク値を指定する代わりに、サブネット名を指定して簡単に LIF を作成できます。
このタスクを実行するには、クラスタ管理者である必要があります。
サブネットを追加するブロードキャストドメインと IPspace がすでに存在している必要があります。
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すべてのサブネット名が IPspace 内で一意である必要があります。
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サブネットに IP アドレスの範囲を追加するときは、別々のサブネットまたはホストで同じ IP アドレスが使用されないように、ネットワーク内で IP アドレスの範囲が重複しないことを確認する必要があります。
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サブネットを定義するときにゲートウェイを指定した場合は、そのサブネットを使用して LIF を作成するときに、そのゲートウェイへのデフォルトルートが SVM に自動的に追加されます。サブネットを使用しない場合、またはサブネットを定義するときにゲートウェイを指定しない場合は、を使用する必要があります
route create
コマンドを使用してSVMにルートを手動で追加します。
実行する手順 は、System ManagerまたはCLIを使用するインターフェイスによって異なります。
ONTAP 9.12.0以降では、System Managerを使用してサブネットを作成できます。
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[ネットワーク]>[概要]>[サブネット*]を選択します。
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をクリックし てサブネットを作成します。
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サブネットに名前を付けます。
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サブネットのIPアドレスを指定します。
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サブネットマスクを設定します。
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サブネットを構成するIPアドレスの範囲を定義します。
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必要に応じて、ゲートウェイを指定します。
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サブネットが属しているブロードキャストドメインを選択します。
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変更を保存します。
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入力したIPアドレスまたは範囲がすでにインターフェイスで使用されている場合は、次のメッセージが表示されます。
An IP address in this range is already in use by a LIF. Associate the LIF with this subnet?
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OK *をクリックすると、既存のLIFがサブネットに関連付けられます。
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CLIを使用してサブネットを作成してください。
network subnet create -subnet-name subnet_name -broadcast-domain <broadcast_domain_name> [- ipspace <ipspace_name>] -subnet <subnet_address> [-gateway <gateway_address>] [-ip-ranges <ip_address_list>] [-force-update-lif-associations <true>]
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subnet_name
は、作成するレイヤ3サブネットの名前です。「 Mgmt 」のようなテキスト文字列形式の名前を付けることも、 192.0.2.0/24 などのサブネットの IP アドレスの値にすることもできます。
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broadcast_domain_name
は、サブネットが配置されるブロードキャストドメインの名前です。 -
ipspace_name
は、ブロードキャストドメインが属するIPspaceの名前です。「 default 」 IPspace は、このオプションの値を指定しないかぎり使用されます。
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subnet_address
は、サブネットのIPアドレスとマスクです。たとえば、192.0.2.0/24のように指定します。 -
gateway_address
は、サブネットのデフォルトルートのゲートウェイです。たとえば、192.0.2.1のように指定します。 -
ip_address_list
は、サブネットに割り当てるIPアドレスのリストまたは範囲です。個別の IP アドレス、 IP アドレスの範囲、またはその組み合わせをカンマで区切って指定できます。
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値
true
に設定できます-force-update-lif-associations
オプション指定した範囲の IP アドレスを現在使用しているサービスプロセッサまたはネットワークインターフェイスがある場合は、このコマンドが失敗します。この値を true に設定すると、手動でアドレスが指定されているインターフェイスが現在のサブネットに関連付けられ、コマンドは問題なく実行されます。
次のコマンドは、 Default IPspace のブロードキャストドメイン default-1 に sub1 というサブネットを作成します。IPv4 のサブネット IP アドレスとマスク、ゲートウェイ、 IP アドレスの範囲を指定しています。
network subnet create -subnet-name sub1 -broadcast-domain Default-1 -subnet 192.0.2.0/24 - gateway 192.0.2.1 -ip-ranges 192.0.2.1-192.0.2.100, 192.0.2.122
次のコマンドは、「 Default 」 IPspace のブロードキャストドメイン Default に sub2 というサブネットを作成します。IPv6 アドレスの範囲を指定しています。
network subnet create -subnet-name sub2 -broadcast-domain Default -subnet 3FFE::/64 - gateway 3FFE::1 -ip-ranges "3FFE::10-3FFE::20"
サブネット内のアドレスを使用して、 SVM とインターフェイスを IPspace に割り当てることができます。
既存のサブネットの名前を変更する必要がある場合は、を使用します network subnet rename
コマンドを実行します