CDPを使用してONTAPネットワーク接続を検出する
CDPを使用したネットワーク接続の検出は、導入に関する考慮事項の確認、データ ポートでのCDPの有効化、近隣デバイスの表示、CDPの設定値の調整(必要な場合)で構成されます。クラスタ ポートでは、CDPはデフォルトで有効になります。
近隣デバイスに関する情報を表示するには、スイッチとルーターでもCDPを有効にする必要があります。
ONTAPリリース |
概要 |
9.10.1以前 |
CDPは、クラスタ ネットワーク スイッチと管理ネットワーク スイッチを自動検出するためにクラスタ スイッチ ヘルスモニタでも使用されます。 |
9.11.1以降 |
CDP は、クラスタスイッチヘルスモニタによって、クラスタ、ストレージ、および管理ネットワークスイッチを自動的に検出するためにも使用されます。 |
CDPを使用する場合の考慮事項
デフォルトでは、CDP対応デバイスはCDPv2通知を送信します。CDP対応デバイスは、CDPv1通知を受信した場合にのみ、CDPv1通知を送信します。ONTAPはCDPv1のみをサポートします。したがって、ONTAPノードがCDPv1通知を送信すると、CDP対応の近隣デバイスがCDPv1通知を返します。
ノードでCDPを有効にする前に、次のことを考慮してください。
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CDPはすべてのポートでサポートされます。
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CDP通知は、up状態のポートから送受信されます。
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CDP通知を送信および受信するために、送信デバイスおよび受信デバイスの両方でCDPを有効にする必要があります。
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CDP通知は一定間隔で送信され、送信間隔は設定可能です。
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LIFのIPアドレスが変更されると、ノードは更新された情報を次のCDP通知で送信します。
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ONTAP 9.10.1以前:
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CDPはクラスタ ポートで常に有効になります。
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非クラスタ ポートでは、CDPはデフォルトで無効になります。
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ONTAP 9.11.1以降:
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CDPはクラスタ ポートとストレージ ポートで常に有効になります。
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非クラスタ ポートと非ストレージ ポートでは、CDPはデフォルトで無効になります。
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ノードでLIFが変更された場合、スイッチなどの受信デバイス側でCDP情報が更新されないことがあります。このような問題が発生した場合は、ノードのネットワーク インターフェイスをいったんdown状態にしてから、up状態に設定してください。 |
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CDP通知で送信されるのはIPv4アドレスのみです。
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VLANが設定されている物理ネットワーク ポートの場合、VLANに設定されているすべてのLIFが通知されます。
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インターフェイス グループの一部となっている物理ポートの場合、そのインターフェイス グループに設定されているすべてのIPアドレスが、各物理ポートで通知されます。
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VLANをホストするインターフェイス グループの場合、インターフェイス グループおよびVLANに設定されているすべてのLIFが各ネットワーク ポートで通知されます。
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CDP パケットは 1500 バイト以下に制限されているため、多数の LIF が設定されているポートでは、隣接スイッチでこれらの IP アドレスのサブセットのみが報告される場合があります。
CDPの有効化または無効化
CDP対応の近隣デバイスを検出して通知を送信するには、クラスタの各ノードでCDPが有効になっている必要があります。
ONTAP 9.10.1以前では、CDPはデフォルトでノードのすべてのクラスタ ポートで有効に、非クラスタ ポートで無効になります。
ONTAP 9.11.1以降では、CDPはデフォルトでノードのすべてのクラスタ ポートとストレージ ポートで有効に、非クラスタ ポートと非ストレージ ポートで無効になります。
`cdpd.enable`オプションは、ノードのポート上で CDP を有効にするか無効にするかを制御します:
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ONTAP 9.10.1以前では、onにすると、非クラスタ ポートでCDPが有効になります。
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ONTAP 9.11.1以降では、onにすると、非クラスタ ポートと非ストレージ ポートでCDPが有効になります。
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ONTAP 9.10.1以前では、offにすると、非クラスタ ポートでCDPが無効になります。クラスタ ポートのCDPを無効にすることはできません。
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ONTAP 9.11.1以降では、offにすると、非クラスタ ポートと非ストレージ ポートでCDPが無効になります。クラスタ ポートのCDPを無効にすることはできません。
CDP対応デバイスに接続されているポートでCDPを無効にすると、ネットワーク トラフィックが最適化されない可能性があります。
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クラスタ内の1つまたはすべてのノードの、現在のCDP設定を表示します。
…の CDP 設定を表示するには
入力する内容
1つのノード
run - node <node_name> options cdpd.enableクラスタ内のすべてのノード
options cdpd.enable -
クラスタ内の1つまたはすべてのノードで、すべてのポートのCDPを有効または無効に設定します。
CDPを有効または無効にする対象
入力する内容
1つのノード
run -node node_name options cdpd.enable {on or off}クラスタ内のすべてのノード
options cdpd.enable {on or off}
CDP近隣情報の表示
クラスタノードの各ポートに接続されている隣接デバイスの情報を表示できます(ただし、ポートがCDP準拠デバイスに接続されている必要があります)。 `network device-discovery show -protocol cdp`コマンドを使用して隣接デバイス情報を表示できます。"ONTAPコマンド リファレンス"の `network device-discovery show`の詳細をご覧ください。
ONTAP 9.10.1以前の場合、クラスタ ポートではCDPが常に有効になっているため、これらのポートのCDP近隣情報は常に表示されます。非クラスタ ポートの近隣情報を表示するには、これらのポートでCDPを有効にする必要があります。
ONTAP 9.11.1以降の場合、クラスタ ポートとストレージ ポートではCDPが常に有効になっているので、これらのポートのCDP近隣情報は常に表示されます。非クラスタ ポートと非ストレージ ポートの近隣情報を表示するには、これらのポートでCDPを有効にする必要があります。
クラスタ内のノードのポートに接続されているすべてのCDP対応デバイスの情報を表示します。
network device-discovery show -node node -protocol cdp
次のコマンドは、ノードsti2650-212のポートに接続されている近隣デバイスの情報を表示します。
network device-discovery show -node sti2650-212 -protocol cdp
Node/ Local Discovered
Protocol Port Device (LLDP: ChassisID) Interface Platform
----------- ------ ------------------------- ---------------- ----------------
sti2650-212/cdp
e0M RTP-LF810-510K37.gdl.eng.netapp.com(SAL1942R8JS)
Ethernet1/14 N9K-C93120TX
e0a CS:RTP-CS01-510K35 0/8 CN1610
e0b CS:RTP-CS01-510K36 0/8 CN1610
e0c RTP-LF350-510K34.gdl.eng.netapp.com(FDO21521S76)
Ethernet1/21 N9K-C93180YC-FX
e0d RTP-LF349-510K33.gdl.eng.netapp.com(FDO21521S4T)
Ethernet1/22 N9K-C93180YC-FX
e0e RTP-LF349-510K33.gdl.eng.netapp.com(FDO21521S4T)
Ethernet1/23 N9K-C93180YC-FX
e0f RTP-LF349-510K33.gdl.eng.netapp.com(FDO21521S4T)
Ethernet1/24 N9K-C93180YC-FX
このコマンドの出力には、指定したノードの各ポートに接続されているCiscoデバイスが一覧表示されます。
CDPメッセージの保持時間の設定
保持時間は、CDP通知がCDP対応の近隣デバイスのキャッシュに格納される時間です。保持時間は各CDPv1パケットで通知され、ノードがCDPv1パケットを受信するたびに更新されます。
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`cdpd.holdtime`オプションの値は、HAペアの両方のノードで同じ値に設定する必要があります。
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デフォルトの保持時間は180ですが、10~255秒の値を入力できます。
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保持時間が切れる前にIPアドレスが削除された場合、CDP情報は保持時間が切れるまでキャッシュされます。
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クラスタ内の1つまたはすべてのノードのCDPメッセージの現在の保持時間を表示します。
保持時間を表示する対象
入力する内容
1つのノード
run -node node_name options cdpd.holdtimeクラスタ内のすべてのノード
options cdpd.holdtime -
クラスタ内の1つまたはすべてのノードで、すべてのポートのCDP通知の保持時間を設定します。
保持時間を設定する対象
入力する内容
1つのノード
run -node node_name options cdpd.holdtime holdtimeクラスタ内のすべてのノード
options cdpd.holdtime holdtime
CDP通知の送信間隔の設定
CDP通知は、一定の間隔でCDP近隣機器に送信されます。ネットワーク トラフィックの量やネットワーク トポロジの変化に応じて、CDP通知の送信間隔を調整することができます。
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`cdpd.interval`オプションの値は、HAペアの両方のノードで同じ値に設定する必要があります。
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デフォルトの送信間隔は60秒ですが、5~900秒の値を入力できます。
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クラスタ内の1つまたはすべてのノードについて、CDP通知の現在の送信間隔を表示します。
送信間隔を表示する対象
入力する内容
1つのノード
run -node node_name options cdpd.intervalクラスタ内のすべてのノード
options cdpd.interval -
クラスタ内の1つまたはすべてのノードで、すべてのポートのCDP通知の送信間隔を設定します。
送信間隔を設定する対象
入力する内容
1つのノード
run -node node_name options cdpd.interval intervalクラスタ内のすべてのノード
options cdpd.interval interval
CDP統計情報の表示と消去
ネットワーク接続で発生する可能性のある問題を見つけるために、各ノードのクラスタ ポートと非クラスタ ポートのCDP統計情報を確認できます。CDP統計情報は、前回消去されたときからの累積値です。
ONTAP 9.10.1以前の場合、ポートでCDPが常に有効になっているので、これらのポートのトラフィックに関するCDP統計情報は常に表示されます。ポートのCDP統計情報を表示するには、ポートでCDPを有効にする必要があります。
ONTAP 9.11.1以降の場合、クラスタ ポートとストレージ ポートではCDPが常に有効になっているので、これらのポートのトラフィックに関するCDP統計情報は常に表示されます。非クラスタ ポートと非ストレージ ポートのCDP統計情報を表示するには、これらのポートでCDPを有効にする必要があります。
ノードのすべてのポートに関する現在のCDP統計情報を表示、または消去します。
状況 |
入力する内容 |
CDP統計情報を表示 |
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CDP統計情報を消去 |
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統計情報の表示と消去の例
次のコマンドは、消去する前のCDP統計情報の例を示します。前回統計情報が消去されてから、送信および受信したパケットの総数が出力されています。
run -node node1 cdpd show-stats RECEIVE Packets: 9116 | Csum Errors: 0 | Unsupported Vers: 4561 Invalid length: 0 | Malformed: 0 | Mem alloc fails: 0 Missing TLVs: 0 | Cache overflow: 0 | Other errors: 0 TRANSMIT Packets: 4557 | Xmit fails: 0 | No hostname: 0 Packet truncated: 0 | Mem alloc fails: 0 | Other errors: 0 OTHER Init failures: 0
次のコマンドは、CDP統計情報を消去します。
run -node node1 cdpd zero-stats
run -node node1 cdpd show-stats RECEIVE Packets: 0 | Csum Errors: 0 | Unsupported Vers: 0 Invalid length: 0 | Malformed: 0 | Mem alloc fails: 0 Missing TLVs: 0 | Cache overflow: 0 | Other errors: 0 TRANSMIT Packets: 0 | Xmit fails: 0 | No hostname: 0 Packet truncated: 0 | Mem alloc fails: 0 | Other errors: 0 OTHER Init failures: 0
統計情報を消去すると、次にCDP通知が送信または受信された時点から情報が累積されていきます。
CDPがサポートされないイーサネット スイッチへの接続
一部のベンダーのスイッチはCDPをサポートしていません。詳細については、"NetApp ナレッジベース:ONTAP デバイス検出でスイッチではなくノードが表示される"をご覧ください。
この問題の解決方法は2つあります。
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CDPを無効にし、サポートされている場合はLLDPを有効にします。詳細については、"LLDPを使用したネットワーク接続の検出"を参照してください。
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CDP通知をドロップするように、スイッチにMACアドレス パケット フィルタを設定する