リバートに関する考慮事項
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ボリューム管理
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ONTAP をリバートするときは、開始前にリバートの問題と制限事項について考慮する必要があります。
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リバートの実行時はシステムが停止
リバートの実行中はクライアントからアクセスできなくなります。本番環境クラスタをリバートする場合は、この停止時間を考慮して計画してください。
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リバートを行う際は、クラスタ内のすべてのノードが対象になり
リバートを行う際は、クラスタ内のすべてのノードが対象になりますが、リバートは HA ペアごとに実行し、それが完了してから次の HA ペアのリバートに進む必要があります。
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リバートは、すべてのノードで新しいターゲットリリースが実行されるようになった時点で完了です。
クラスタに複数のバージョンが混在した状態の間は、リバート要件を満たすために必要なコマンドを除き、クラスタの処理や構成を変更するコマンドは実行しないでください。監視処理は許可されます。
一部のノードのみをリバートした状態で、クラスタを元のリリースにアップグレードしないでください。 -
ノードをリバートすると、 Flash Cache モジュール内のキャッシュデータはクリアされます。
Flash Cache モジュールにキャッシュデータがないため、初回の読み取り要求に対してはディスクからデータを取り出すことになり、この期間の読み取りパフォーマンスが低下します。読み取り要求に対応するたびに、再びキャッシュにデータが蓄えられます。
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ONTAP 9.x で実行しているテープにバックアップした LUN は、 9.x 以降のリリースにのみリストアできます。 9.x より前のリリースにはリストアできません。
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現在使用しているバージョンの ONTAP でインバンド ACP ( IBACP )機能がサポートされている場合は、 IBACP をサポートしないバージョンの ONTAP にリバートすると、ディスクシェルフへの代替パスが無効になります。
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LDAP を使用する Storage Virtual Machine ( SVM )がある場合は、リバートの前に LDAP リファーラルを無効にする必要があります。
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MetroCluster に準拠しているが MetroCluster 検証は行われていないスイッチを使用する MetroCluster IP システムを ONTAP 9.7 から 9.6 にリバートする場合、 ONTAP 9.6 以前を使用するシステムはサポートされないため処理が停止します。