SAN LIFを移動する
ノードをオフラインにする必要がある場合、 SAN LIF を移動して WWPN などの設定情報を保持しておけば、スイッチファブリックの再ゾーニングを行わずに済みます。SAN LIF は移動前にオフラインにする必要があるため、ホストトラフィックについては、ホストマルチパスソフトウェアを使用して、 LUN への無停止アクセスを確保する必要があります。SAN LIF はクラスタ内の任意のノードに移動できますが、 SAN LIF を別の Storage Virtual Machine ( SVM )に移動することはできません。
LIF がポートセットのメンバーである場合、 LIF を別のノードに移動する前に、その LIF をポートセットから削除しておく必要があります。
移動する LIF のデスティネーションノードおよび物理ポートは、同じ FC ファブリック上またはイーサネットネットワーク上に存在する必要があります。適切にゾーニングされていない別のファブリック上に LIF を移動したり、 iSCSI イニシエータとターゲットを接続していないイーサネットネットワーク上に LIF を移動したりすると、その LIF をオンラインに戻しても接続できなくなります。
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LIFの管理ステータスと動作ステータスを表示します。
network interface show -vserver vserver_name
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LIFのステータスを(オフライン)に変更し `down`ます。
network interface modify -vserver vserver_name -lif LIF_name -status-admin down
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LIFを新しいノードとポートに割り当てます。
network interface modify -vserver vserver_name -lif LIF_name -home-node node_name -home-port port_name
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LIFのステータスを(オンライン)に変更し `up`ます。
network interface modify -vserver vserver_name -lif LIF_name -status-admin up
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変更内容を確認します。
network interface show -vserver vserver_name