既存のSMB共有に対する共有プロパティの追加または削除
共有プロパティを追加または削除することで、既存のSMB共有をカスタマイズできます。これは、環境内の要件の変化に合わせて共有設定を変更する場合に便利です。
プロパティを変更する共有が存在している必要があります。
共有プロパティの追加に関するガイドラインは次のとおりです。
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カンマで区切って1つ以上の共有プロパティを追加できます。
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以前に指定した共有プロパティは有効なままです。
新しく追加したプロパティは、既存の共有プロパティのリストに追加されます。
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共有にすでに適用されている共有プロパティに新しい値を指定した場合は、元の値が新たに指定した値に置き換えられます。
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コマンドを使用して共有プロパティを削除することはできません
vserver cifs share properties add
。共有プロパティを削除するには、コマンドを使用し `vserver cifs share properties remove`ます。
共有プロパティの削除に関するガイドラインは次のとおりです。
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カンマで区切って1つ以上の共有プロパティを削除できます。
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以前に指定した共有プロパティは、削除しないかぎり有効なままです。
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該当するコマンドを入力します。
状況 入力するコマンド 共有プロパティを追加する
vserver cifs share properties add -vserver _vserver_name_ -share-name _share_name_ -share-properties _properties_,...
共有プロパティを削除する
vserver cifs share properties remove -vserver _vserver_name_ -share-name _share_name_ -share-properties _properties_,...
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共有プロパティの設定を確認します。
vserver cifs share show -vserver vserver_name -share-name share_name
次のコマンドを実行すると、SVM vs1上の「share1
」という名前の共有に共有プロパティが追加され `showsnapshot`ます。
cluster1::> vserver cifs share properties add -vserver vs1 -share-name share1 -share-properties showsnapshot cluster1::> vserver cifs share show -vserver vs1 Vserver Share Path Properties Comment ACL --------- ------ -------- ---------- -------- ----------- vs1 share1 /share1 oplocks - Everyone / Full Control browsable changenotify showsnapshot
次のコマンドは、SVM vs1上の「`share2'」という名前の共有から共有プロパティを削除し `browsable`ます。
cluster1::> vserver cifs share properties remove -vserver vs1 -share-name share2 -share-properties browsable cluster1::> vserver cifs share show -vserver vs1 Vserver Share Path Properties Comment ACL --------- ------ -------- ---------- -------- ----------- vs1 share2 /share2 oplocks - Everyone / Full Control changenotify