Windowsクライアントの過剰なリソース消費を制限するコマンドオプション
コマンドのオプションを `vserver cifs options modify`使用すると、Windowsクライアントのリソース消費を制御できます。これは、ファイルオープン、セッションオープン、Change Notify要求が異常に多い場合など、通常の範囲を超えてリソースを消費するクライアントがある場合に役立ちます。
Windowsクライアントのリソース消費を制御するために、コマンドに次のオプション `vserver cifs options modify`が追加されました。いずれかのオプションの最大値を超えると、要求は拒否され、EMSメッセージが送信されます。これらのオプションに設定されている制限の80%に達したときにも、EMS警告メッセージが送信されます。
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-max-opens-same-file-per-tree
CIFSツリーあたりの同一ファイルに対する最大オープン数
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-max-same-user-sessions-per-connection
接続ごとに同じユーザが開いたセッションの最大数
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-max-same-tree-connect-per-session
同じ共有に対するセッションあたりの最大ツリー接続数
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-max-watches-set-per-tree
ツリーごとに確立されるウォッチの最大数(別名 change notifier)
デフォルトの制限と現在の設定を表示するには、マニュアルページを参照してください。
ONTAP 9.4 以降では、 SMB バージョン 2 以降を実行しているサーバで、クライアントからサーバに SMB 接続で送信できる未処理要求( _SMB クレジット _ )の数を制限することができます。SMBクレジットの管理はクライアントによって開始され、サーバによって制御されます。
SMB接続で許可できる未処理要求の最大数は、オプションで制御され `-max-credits`ます。このオプションのデフォルト値は128です。