ジャンクションポイントを指定せずにONTAP SMBデータボリュームを作成する
ジャンクションポイントを指定せずにデータボリュームを作成できます。作成したボリュームは自動的にはマウントされず、NASアクセス用に設定することもできません。ボリュームに対してSMB共有またはNFSエクスポートを設定するには、ボリュームをマウントする必要があります。
ボリュームを作成するアグリゲートがすでに存在している必要があります。
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次のコマンドを使用して、ジャンクションポイントが設定されていないボリュームを作成します。
volume create -vserver vserver_name -volume volume_name -aggregate aggregate_name -size {integer[KB|MB|GB|TB|PB]} -security-style {ntfs|unix|mixed}ボリュームのセキュリティ形式の指定は任意です。セキュリティ形式を指定しない場合、ONTAPはStorage Virtual Machine(SVM)のルートボリュームと同じセキュリティ形式を使用してボリュームを作成します。ただし、ルートボリュームのセキュリティ形式が、データボリュームに適用するセキュリティ形式と異なる場合があります。トラブルシューティングが困難なファイルアクセスの問題を最小限に抑えるために、ボリュームの作成時にセキュリティ形式を指定することを推奨します。
データボリュームのカスタマイズに使用できるオプションのパラメータが多数用意されています。の詳細については
volume create、を"ONTAPコマンド リファレンス"参照してください。 - 
ボリュームがジャンクションポイントなしで作成されたことを確認します。
volume show -vserver vserver_name -volume volume_name -junction 
次の例は、ジャンクションポイントにマウントされない「 sales 」という名前のボリュームを SVM vs1 上に作成します。
cluster1::> volume create -vserver vs1 -volume sales -aggregate aggr3 -size 20GB
[Job 3406] Job succeeded: Successful
cluster1::> volume show -vserver vs1 -junction
                     Junction                 Junction
Vserver   Volume     Active   Junction Path   Path Source
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vs1       data       true     /data           RW_volume
vs1       home4      true     /eng/home       RW_volume
vs1       vs1_root   -        /               -
vs1       sales      -        -               -