SMBアクセスとCIFSサービスでのIPv6のサポート
CIFSサーバでIPv6を使用する場合は、ONTAPによるSMBアクセスやCIFSサービスとのネットワーク通信でのIPv6のサポートについて確認しておく必要があります。
Windowsクライアントおよびサーバのサポート
ONTAPは、IPv6をサポートするWindowsサーバおよびクライアントをサポートします。次に、Microsoft WindowsクライアントおよびサーバのIPv6サポートについて説明します。
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Windows 7、Windows 8、Windows Server 2008、Windows Server 2012以降では、SMBファイル共有とActive Directoryサービス(DNS、LDAP、CLDAP、Kerberosの各サービス)の両方でIPv6がサポートされます。
IPv6アドレスが設定されている場合、Windows 7およびWindows Server 2008以降のリリースでは、Active DirectoryサービスにデフォルトでIPv6が使用されます。IPv6接続を介したNTLM認証とKerberos認証の両方がサポートされます。
ONTAPでサポートされるWindowsクライアントは、いずれもIPv6アドレスを使用してSMB共有に接続できます。
ONTAPがサポートするWindowsクライアントの最新情報については、を参照して"Interoperability Matrix"ください。
NTドメインはIPv6ではサポートされていません。 |
その他のCIFSサービスのサポート
ONTAPでは、SMBファイル共有とActive Directoryサービスに加えて、次の項目に対してもIPv6をサポートしています。
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クライアント側のサービス(オフラインフォルダ、移動プロファイル、フォルダリダイレクト、以前のバージョン機能など)
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サーバ側のサービス:動的ホームディレクトリ(ホームディレクトリ機能)、シンボリックリンクとワイドリンク、BranchCache、ODXコピーオフロード、自動ノードリファーラル、以前のバージョン機能など
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ファイルアクセス管理サービス(Windowsのローカルユーザおよびローカルグループを使用したアクセス制御と権限の管理、CLIを使用したファイル権限と監査ポリシーの設定、セキュリティトレース、ファイルロックの管理、SMBアクティビティの監視など)
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NASのマルチプロトコルの監査
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FPolicy
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共有の継続的可用性、監視プロトコル、およびリモートVSS(Hyper-V over SMB構成で使用)
ネームサービスと認証サービスのサポート
IPv6では、次のネームサービスとの通信がサポートされます。
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ドメインコントローラ
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DNSサーバ
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LDAPサーバ
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KDCサーバ
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NISサーバ