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Hyper-V over SMB および SQL Server over SMB 共有での ODX コピーオフロードの使用方法

寄稿者

Offloaded Data Transfer ( ODX ;オフロードデータ転送)は _copy offloaded _ とも呼ばれ、この機能を使用すると、互換性があるストレージデバイス内やストレージデバイス間で、ホストコンピュータを介さずにデータを直接転送できます。ONTAP ODX コピーオフロードを使用すると、アプリケーションサーバで SMB 環境経由のコピー処理を実行する際のパフォーマンスが向上します。

ODX 以外のファイル転送では、ソース CIFS サーバからデータが読み取られ、ネットワーク経由でクライアントコンピュータに転送されます。クライアントコンピュータは、データをネットワーク経由でデスティネーション CIFS サーバに転送します。つまり、クライアントコンピュータはソースからデータを読み取り、デスティネーションに書き込みます。ODX ファイル転送では、データはソースからデスティネーションに直接コピーされます。

ODX オフロードコピーはソースストレージとデスティネーションストレージの間で直接実行されるため、パフォーマンスが大幅に向上します。実現するパフォーマンスの向上には、ソースとデスティネーションの間のコピー時間の短縮、クライアントでのリソース使用量( CPU 、メモリ)の削減、ネットワーク I/O 帯域幅の使用量の削減などが挙げられます。

この機能は、 Windows Server 2012 サーバで利用できます。ONTAP ODX コピーオフロードは、 SAN LUN と SMB 3.0 の継続的な可用性が確保された接続の両方でサポートされます。

ODX コピーおよび移動の使用は、以下のユースケースでサポートされます。

  • ボリューム内

    ソースとデスティネーションのファイルまたは LUN は、同じボリューム内にあります。

  • ボリュームが異なり、ノードと Storage Virtual Machine ( SVM )は同じ

    ソースとデスティネーションのファイルまたは LUN は、同じノード上の異なるボリュームにあります。データは同じ SVM に所有されます。

  • ボリュームとノードが異なり、 SVM は同じです

    ソースとデスティネーションのファイルまたは LUN は、異なるノード上の異なるボリュームにあります。データは同じ SVM に所有されます。

  • SVM が異なり、ノードは同じです

    ソースとデスティネーションのファイルまたは LUN は、同じノード上の異なるボリュームにあります。データは異なる SVM に所有されます。

  • SVM とノードが異なります

    ソースとデスティネーションのファイルまたは LUN は、異なるノード上の異なるボリュームにあります。データは異なる SVM に所有されます。

Hyper-V ソリューションでの ODX コピーオフロードの具体的な用途には、次のようなものがあります。

  • Hyper-V で ODX コピーオフロードのパススルーを使用して、仮想ハードディスク( VHD )ファイル内および VHD ファイル間でのデータのコピー、または同じクラスタ内のマッピングされた SMB 共有と接続された iSCSI LUN の間でのデータのコピーを実行できます。

    これにより、ゲストオペレーティングシステムからのコピーを基盤となるストレージに渡すことができます。

  • 容量固定 VHD を作成する際に、 ODX を使用して、既知の初期化済みトークンによってディスクを初期化します。

  • ソースとデスティネーションのストレージが同じクラスタにある場合に、 ODX コピーオフロードを使用して、仮想マシンのストレージを移行します。

注記

Hyper-V での ODX コピーオフロードのパススルーの用途を活用するには、ゲストオペレーティングシステムで ODX がサポートされている必要があります。また、ゲストオペレーティングシステムのディスクが、 ODX をサポートするストレージ( SMB または SAN )から作成された SCSI ディスクである必要があります。ゲストオペレーティングシステムのディスクが IDE ディスクの場合、 ODX のパススルーはサポートされません。

SQL Server ソリューションでの ODX コピーオフロードの具体的な用途には、次のようなものがあります。

  • ODX コピーオフロードを使用して、マッピングされた SMB 共有間、または同じクラスタ内の SMB 共有と接続された iSCSI LUN の間で SQL Server データベースのエクスポートとインポートを行うことができます。

  • ソースとデスティネーションのストレージが同じクラスタにある場合に、 ODX コピーオフロードを使用して、データベースのエクスポートとインポートを行います。