ONTAPダンプおよびリストアイベントログメッセージの形式
ダンプイベントおよびリストアイベントごとに、バックアップログファイルにメッセージが書き込まれます。
ダンプイベントログメッセージおよびリストアイベントログメッセージの形式は次のとおりです。
type timestamp identifier event (event_info)
次に、イベントログメッセージ形式のフィールドについて説明します。
-
各ログ・メッセージは、次の表に示すいずれかのタイプ・インジケータから始まります。
タイプ 説明 ログ
ロギングイベント
DMP
ダンプイベント
RST
リストアイベント
-
`timestamp`イベントの日時が表示されます。
-
ダンプイベントのフィールドには、
identifier`ダンプパスとダンプの一意のIDが表示されます。 `identifier`リストアイベントのフィールドでは、リストア先のパス名のみが一意の識別子として使用されます。ロギング関連のイベントメッセージには、フィールドは含まれません `identifier
。
ONTAPログイベントについて学ぶ
ログで始まるメッセージのeventフィールドは、ロギングの開始または終了を指定します。
次の表に示すいずれかのイベントが含まれます。
イベント | 説明 |
---|---|
Start_Logging |
ロギングの開始、または無効化後にロギングが再びオンになったことを示します。 |
Stop_Logging |
ロギングがオフになっていることを示します。 |
ONTAPダンプイベントについて学ぶ
ダンプイベントのeventフィールドには、イベントタイプのあとにイベント固有の情報がかっこ内に表示されます。
次の表に、ダンプ処理で記録されるイベント、その説明、および関連するイベント情報を示します。
イベント | 説明 | イベント情報 |
---|---|---|
開始 |
NDMPダンプが開始されました |
ダンプレベルおよびダンプのタイプ |
終了 |
ダンプが正常に完了しました |
処理されたデータの量 |
中止 |
処理がキャンセルされました |
処理されたデータの量 |
オプション |
指定したオプションが表示されます |
NDMPオプションを含む、すべてのオプションとその関連値 |
tape_open |
テープが読み取り/書き込み用に開いている |
新しいテープデバイスの名前 |
tape_close |
テープが読み取り/書き込みのために閉じられている |
テープデバイスの名前 |
フェーズ-変更 |
ダンプが新しい処理フェーズに入っています |
新しいフェーズの名前 |
エラー |
ダンプで予期しないイベントが発生しました |
エラーメッセージ |
Snapshot |
スナップショットが作成または検出された場合 |
Snapshotの名前と時刻 |
ベースダンプ |
内部メタファイル内にベースダンプエントリが見つかりました |
ベースダンプのレベルと時刻(増分ダンプの場合のみ) |
ONTAP復元イベントについて学ぶ
リストアイベントのeventフィールドには、イベントタイプのあとにイベント固有の情報がかっこ内に表示されます。
次の表に、リストア処理に関して記録されるイベント、その説明、および関連するイベント情報を示します。
イベント | 説明 | イベント情報 |
---|---|---|
開始 |
NDMPリストアが開始されました |
リストアレベルとリストアタイプ |
終了 |
リストアが正常に完了した |
処理されたファイル数とデータ量 |
中止 |
処理がキャンセルされました |
処理されたファイル数とデータ量 |
オプション |
指定したオプションが表示されます |
NDMPオプションを含む、すべてのオプションとその関連値 |
tape_open |
テープが読み取り/書き込み用に開いている |
新しいテープデバイスの名前 |
tape_close |
テープが読み取り/書き込みのために閉じられている |
テープデバイスの名前 |
フェーズ-変更 |
リストアは新しい処理フェーズに入っています |
新しいフェーズの名前 |
エラー |
リストアで予期しないイベントが発生する |
エラーメッセージ |