クォータ通知について
クォータ通知は Event Management System ( EMS ;イベント管理システム)に送信されるメッセージであり、 SNMP トラップとしても設定されます。
通知は次のイベントに対応して送信されます。
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つまり、ハードクォータに達したときに、クォータを超えようとしたときです
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ソフトクォータを超えています
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ソフトクォータを超過しなくなりました
しきい値は他のソフトクォータとは若干異なります。しきい値を指定した場合に通知がトリガーされるのは、しきい値を超えた場合だけです。しきい値を超えた場合は
ハードクォータ通知は、volume quota modifyコマンドを使用して設定できます。不必要なメッセージが送信されないように、通知を完全にオフにしたり、頻度を変更したりすることができます。
ソフトクォータ通知は、冗長なメッセージが生成される可能性は低く、通知が唯一の目的であるため、設定できません。
次の表に、クォータが EMS システムに送信するイベントを示します。
発生する状況 | EMS に送信されるイベント |
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ツリークォータのハードリミットに達した |
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ボリューム上のユーザクォータのハードリミットに達した |
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qtree 上のユーザクォータのハードリミットに達した |
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ボリューム上のグループクォータのハードリミットに達した |
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qtree 上のグループクォータのハードリミットに達した |
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しきい値を含むソフトリミットを超えている |
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ソフトリミットを超過しなくなりました |
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次の表に、クォータで生成される SNMP トラップを示します。
発生する状況 | 送信される SNMP トラップ |
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ハードリミットに達しました |
quotaExceeded |
しきい値を含むソフトリミットを超えている |
quotaExceeded および softQuotaExceeded です |
ソフトリミットを超過しなくなりました |
quotaNormal および softQuotaNormal です |
通知には、 qtree 名ではなく qtree の ID 番号が含まれます。コマンドを使用すると、qtree名をID番号に関連付けることができます |