SnapCenter Plug-in for SAP HANA Databaseの概要
SnapCenter Plug-in for SAP HANA Databaseは、SAP HANAデータベースに対応したデータ保護管理を提供する、NetApp SnapCenterソフトウェアのホスト側コンポーネントです。Plug-in for SAP HANA Databaseは、SnapCenter環境でのSAP HANAデータベースのバックアップ、リストア、およびクローニングを自動化します。
SnapCenterは、単一コンテナとマルチテナント データベース コンテナ(MDC)をサポートします。Plug-in for SAP HANA Databaseは、WindowsとLinuxのどちらの環境でも使用できます。HANAデータベース ホストにインストールされていないプラグインは、一元化されたホスト プラグインと呼ばれます。一元化されたホスト プラグインでは、異なるホストにまたがる複数のHANAデータベースを管理できます。
Plug-in for SAP HANA Databaseがインストールされている場合は、SnapCenterとNetApp SnapMirrorテクノロジを使用して、バックアップ セットのミラー コピーを別のボリュームに作成できます。また、このプラグインをNetApp SnapVaultテクノロジとともに使用して、標準への準拠を目的としたディスクツーディスク バックアップ レプリケーションを実行することもできます。
SAP HANA データベース用プラグインは、サイト全体の障害時でもビジネス サービスの運用を継続できるようにするSnapMirrorアクティブ シンク (当初はSnapMirror Business Continuity [SM-BC] としてリリース) をサポートし、セカンダリ コピーを使用してアプリケーションを透過的にフェイルオーバーできるようにします。SnapMirrorアクティブ同期でフェイルオーバーをトリガーするために、手動操作や追加のスクリプト作成は必要ありません。