SnapCenter Plug-in for Microsoft SQL Serverの特長
Plug-in for SQL Serverは、Windowsホスト上でMicrosoft SQL Serverデータベースと統合されるほか、システム上でNetApp Snapshotテクノロジと統合されます。Plug-in for SQL Serverの操作には、SnapCenterのインターフェイスを使用します。
Plug-in for SQL Serverの主な機能は次のとおりです。
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* SnapCenterによる統合グラフィカル ユーザー インターフェイス*
SnapCenterのインターフェイスは、すべてのプラグインと環境で標準化され、一貫しています。どのプラグインでも、SnapCenterのインターフェイスから、バックアップ プロセスとリストア プロセスを一貫した方法で実行できるほか、ダッシュボード ビューで概要を把握したり、ロールベース アクセス制御(RBAC)を設定したり、ジョブを監視したりすることができます。また、SnapCenterでは、バックアップとクローニングの処理に対応したスケジュールとポリシーの一元管理もサポートされます。
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自動化された中央管理
日常的なSQL Serverバックアップのスケジュールを設定したり、ポリシーベースのバックアップ保持、ポイントインタイムのリストア処理、および最新の状態へのリストア処理を設定することができます。SnapCenterからのEメール アラートの送信を設定して、SQL Server環境をプロアクティブに監視することもできます。
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無停止のNetAppスナップショットテクノロジー
Plug-in for SQL Serverは、NetApp SnapCenter Plug-in for Microsoft WindowsでNetApp Snapshotテクノロジを使用します。これにより、データベースを数秒でバックアップし、SQL Serverをオフラインにすることなく迅速にリストアすることが可能です。Snapshotはストレージ スペースを最小限しか消費しません。
Plug-in for SQL Serverには、上記の主要な機能以外にも次のようなメリットがあります。
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バックアップ、リストア、クローニング、および検証のワークフローがサポートされます。
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セキュリティがRBACでサポートされ、ロール委譲が一元化されます。
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NetApp FlexCloneテクノロジを使用して、テストまたはデータ抽出に使用する本番環境データベースのコピー(スペース効率に優れたポイントインタイム コピー)を作成できます。
クローンを保持するストレージ システムにFlexCloneライセンスが必要です。
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自動化された無停止のバックアップ検証を利用できます。
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複数のサーバで同時に複数のバックアップを実行できます。
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PowerShellコマンドレットを使用して、バックアップ、検証、リストア、クローニングの処理のスクリプトを作成できます。
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SQL ServerのAlwaysOn可用性グループ(AG)をサポートしているため、AGのセットアップ、バックアップ、リストアの各処理を迅速に実行できます。
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SQL Server 2014の機能であるインメモリ データベースとバッファ プール拡張(BPE)がサポートされます。
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LUNと仮想マシン ディスク(VMDK)のバックアップがサポートされます。
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物理インフラと仮想インフラがサポートされます。
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iSCSI、ファイバチャネル、FCoE、rawデバイス マッピング(RDM)、およびNFS / VMFS経由のVMDKがサポートされます。
NASボリュームに、Storage Virtual Machine(SVM)のデフォルト エクスポート ポリシーが必要です。 -
SQL Serverのスタンドアロン データベースで、FileStreamとファイル グループがサポートされます。
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Windows Server 2022でNon-Volatile Memory express(NVMe)がサポートされます。
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NVMe over TCP/IPで作成されたVMDKレイアウト上のバックアップ、リストア、クローニング、検証の各ワークフロー。
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ESX 8.0 Update 2以降のNVMeファームウェア バージョン1.3をサポートします。仮想マシン ハードウェア バージョン21が必要です。
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Windows Serverフェイルオーバー クラスタリング(WSFC)は、NVMe over TCP/IP上のVMDKを介したアプリケーションではサポートされません。
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サイト全体の障害時でもビジネス サービスの運用を継続できるようにするSnapMirrorアクティブ シンク (当初はSnapMirror Business Continuity [SM-BC] としてリリース) をサポートし、セカンダリ コピーを使用してアプリケーションを透過的にフェイルオーバーできるようにします。SnapMirrorアクティブ同期でフェイルオーバーをトリガーするために、手動操作や追加のスクリプト作成は必要ありません。