LinuxホストでのSnapCenter Plug-in Loader(SPL)サービスを使用したCA証明書の設定
インストールされたデジタル証明書をアクティブ化するには、 SnapCenterプラグインLoaderサービスを使用して、SPL キーストアとその証明書のパスワードを管理し、CA 証明書を構成し、SPL 信頼ストアにルート証明書または中間証明書を構成し、CA 署名キー ペアを SPL 信頼ストアに構成する必要があります。
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SPLでは、「/var/opt/snapcenter/spl/etc」にある「keystore.jks」ファイルを、トラストストアとキーストアのどちらにも使用します。 |
SPLキーストアのパスワードと、使用中のCA署名キー ペアのエイリアスの管理
手順
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SPLキーストアのデフォルト パスワードは、SPLプロパティ ファイルから取得できます。
これは、キー「SPL_KEYSTORE_PASS」に対応する値です。
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キーストアのパスワードを変更します。
keytool -storepasswd -keystore keystore.jks . キーストア内の秘密キー エントリのすべてのエイリアスのパスワードを、キーストアと同じパスワードに変更します。
keytool -keypasswd -alias "<alias_name>" -keystore keystore.jks
spl.propertiesファイルのキーSPL_KEYSTORE_PASSについても、同様に更新します。
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パスワードを変更したら、サービスを再起動します。
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SPLキーストアのパスワードと、秘密キーに関連付けられているエイリアス パスワードをすべて同じにする必要があります。 |
ルート証明書または中間証明書のSPLトラストストアへの設定
ルート証明書や中間証明書は、SPLトラストストアへの秘密キーなしで設定する必要があります。
手順
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SPL キーストアが格納されているフォルダー (/var/opt/snapcenter/spl/etc) に移動します。
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「keystore.jks」ファイルを探します。
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キーストアに追加された証明書の一覧を表示します。
keytool -list -v -keystore keystore.jks . ルート証明書か中間証明書を追加します。
keytool -import -trustcacerts -alias <AliasNameForCerticateToBeImported> -file /<CertificatePath> -keystore keystore.jks . SPLトラストストアへのルート証明書または中間証明書を設定したら、サービスを再起動します。
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ルートCA証明書を追加してから、中間CA証明書を追加する必要があります。 |
SPLトラストストアに対するCA署名付きキー ペアの設定
SPLトラストストアに対してCA署名付きキー ペアを設定する必要があります。
手順
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SPLキーストアが格納されているフォルダに移動します:/var/opt/snapcenter/spl/etc
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「keystore.jks」ファイルを探します。
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キーストアに追加された証明書の一覧を表示します。
keytool -list -v -keystore keystore.jks . 秘密キーと公開キーの両方が設定されたCA証明書を追加します。
keytool -importkeystore -srckeystore <CertificatePathToImport> -srcstoretype pkcs12 -destkeystore keystore.jks -deststoretype JKS . キーストアに追加された証明書の一覧を表示します。
keytool -list -v -keystore keystore.jks . キーストアに追加された新しいCA証明書に対応するエイリアスが、キーストアに含まれていることを確認します。 . CA証明書に追加した秘密キーのパスワードを、キーストアのパスワードに変更します。
SPLキーストアのデフォルトのパスワードは、spl.propertiesファイルのキーSPL_KEYSTORE_PASSの値です。
keytool -keypasswd -alias "<aliasNameOfAddedCertInKeystore>" -keystore keystore.jks . CA 証明書のエイリアス名が長く、スペースや特殊文字 (「*」、「」) が含まれている場合は、エイリアス名を単純な名前に変更します。
keytool -changealias -alias "<OrignalAliasName>" -destalias "<NewAliasName>" -keystore keystore.jks . spl.propertiesファイルにあるキーストアからエイリアス名を設定します。
SPL_CERTIFICATE_ALIASキーに対するこの値を更新します。
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SPLトラストストアにCA署名キー ペアを設定したら、サービスを再起動します。
SPLの証明書失効リスト(CRL)の設定
SPLにCRLを設定する必要があります。
このタスクについて
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SPLは、あらかじめ設定されたディレクトリでCRLファイルを検索します。
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SPL の CRL ファイルのデフォルト ディレクトリは /var/opt/snapcenter/spl/etc/crl です。
手順
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キーSPL_CRL_PATHに照らしてspl.propertiesファイルのデフォルト ディレクトリを変更および更新できます。
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このディレクトリには、複数のCRLファイルを格納できます。
受信する証明書については、それぞれのCRLに対して検証が行われます。