ダンプ・ファイル
ダンプファイルは、 SnapManager とその環境に関する情報が格納された圧縮ログファイルです。作成されるログファイルには、処理、プロファイル、およびシステムダンプファイルの種類があります。
グラフィカルユーザーインタフェース( GUI )の dump コマンドまたは * Create Diagnostics * タブを使用して、操作、プロファイル、または環境に関する情報を収集できます。システムダンプにはプロファイルは必要ありませんが、プロファイルおよび処理ダンプにはプロファイルが必要です。
SnapManager のダンプ・ファイルには、次の診断情報が格納されています。
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実行された手順
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各ステップが完了するまでの時間
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各手順の結果
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処理中にエラーが発生した場合は、そのエラーです
SnapManager のログファイルまたはダンプファイルを使用すると、 root ユーザおよび root ユーザグループに属するその他のユーザに対してのみ読み取りおよび書き込み権限が有効になります。 |
SnapManager のファイルには、次の情報も含まれています。
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オペレーティングシステムのバージョンとアーキテクチャ
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環境変数( Environment Variables )
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Java のバージョン
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SnapManager のバージョンとアーキテクチャ
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SnapManager の環境設定
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SnapManager メッセージ
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log4j プロパティ
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SnapDrive のバージョンとアーキテクチャ
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SnapDrive ログファイル
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Oracle のバージョン
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Oracle OPatch のローカルインベントリの詳細
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リポジトリデータベースの Oracle のバージョン
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ターゲットのデータベースタイプ(スタンドアロン)
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ターゲット・データベースの役割(プライマリ、物理スタンバイ、または論理スタンバイ)
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ターゲット・データベースの Oracle Recovery Manager ( RMAN )のセットアップ( RMAN との統合なし、制御ファイルを含む RMAN 、またはカタログ・ファイルを使用した RMAN )
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ターゲットのデータベースの Oracle バージョン
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ターゲットデータベースの System Identifier ( SID ;システム ID )
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リポジトリデータベースのサービス名
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ホストにデータベースインスタンスがインストールされている必要があります
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プロファイル記述子
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最大共有メモリ
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スワップ・スペース情報
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メモリ情報
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マルチパス環境
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Host Utilities のバージョン
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Windows 用の Microsoft Internet Small Computer System Interface ( iSCSI )ソフトウェアイニシエータのバージョン
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backintインターフェイスのバージョン
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BRツールバージョン
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パッチレベル
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system verifyコマンドの出力
ダンプファイルには、 Windows における SnapManager の制限事項も記載されています。
SnapManager ダンプファイルには、 SnapDrive データコレクタファイルと Oracle アラートログファイルも含まれています。「smsapoperation dump」コマンドと「smsapprofile dump」コマンドを使用して、Oracleアラートログファイルを収集できます。
システムダンプには Oracle のアラートログは含まれませんが、プロファイルと処理ダンプにはアラートログが含まれます。 |
SnapManager ホストサーバが実行されていない場合でも、コマンドラインインターフェイス( CLI )または GUI を使用してダンプ情報にアクセスできます。
問題が解決できない場合は、これらのファイルをネットアップグローバルサービスに送信できます。