AppArmor プロファイルのインストールを理解する
自社で導入した Ubuntu 環境を運用し、 AppArmor の必須のアクセス制御システムを使用している場合、ベースシステムにインストールするパッケージに関連付けられた AppArmor プロファイルが、 StorageGRID と一緒にインストールされた対応するパッケージによってブロックされる可能性があります。
デフォルトでは、 AppArmor プロファイルは、ベースのオペレーティングシステムにインストールするパッケージに対してインストールされます。StorageGRID システムコンテナからこれらのパッケージを実行すると、 AppArmor プロファイルがブロックされます。DHCP 、 MySQL 、 NTP 、 tcdump のベースパッケージが AppArmor と競合するほか、これら以外のベースパッケージも競合する可能性があります。
AppArmor プロファイルの対処方法としては、次の 2 つの選択肢があります。
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ベースシステムにインストールされたパッケージのうち、 StorageGRID システムコンテナに含まれるパッケージと重複するパッケージのプロファイルを個々に無効にする。各プロファイルを無効にすると、 StorageGRID ログファイルに AppArmor が有効であることを示すエントリが表示されます。
次のコマンドを使用します。
sudo ln -s /etc/apparmor.d/<profile.name> /etc/apparmor.d/disable/ sudo apparmor_parser -R /etc/apparmor.d/<profile.name>
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例: *
sudo ln -s /etc/apparmor.d/bin.ping /etc/apparmor.d/disable/ sudo apparmor_parser -R /etc/apparmor.d/bin.ping
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AppArmor 全体を無効にする。Ubuntu 9.10 以降の場合は、 Ubuntu のオンラインコミュニティに記載されている手順に従います。 "AppArmor を無効にします"。
AppArmor を無効にしたあとは、 StorageGRID ログファイルに AppArmor が有効であることを示すエントリは表示されません。