S3 REST APIの実装の詳細
StorageGRID システムは Simple Storage Service API ( API バージョン 2006-03-01 )を実装しており、ほとんどの処理をサポートしていますが、いくつかの制限事項があります。S3 REST API クライアントアプリケーションを統合するときは、実装の詳細を理解しておく必要があります。
StorageGRID システムでは、仮想ホスト形式の要求とパス形式の要求の両方がサポートされます。
日付の処理
S3 REST API の StorageGRID 実装では、有効な HTTP の日付形式のみをサポートしています。
StorageGRID システムでは、日付の値を設定できるすべてのヘッダーで、有効な HTTP の日付形式のみがサポートされます。日付の時刻の部分は、 Greenwich Mean Time ( GMT ;グリニッジ標準時)の形式で指定するか、タイムゾーンのオフセットなし( +0000 を指定)の Universal Coordinated Time ( UTC ;協定世界時)の形式で指定できます。リクエストにヘッダーを含めると、 `x-amz-date`Dateリクエストヘッダーで指定した値が上書きされます。AWS署名バージョン4を使用する場合 `x-amz-date`は、dateヘッダーがサポートされないため、署名済み要求にヘッダーが含まれている必要があります。
代表的な要求ヘッダー
StorageGRIDシステムでは、1つの例外を除き、で定義されている共通の要求ヘッダーがサポートされ "Amazon Simple Storage Service API Reference:Common Request Headers"ます。
要求ヘッダー | インプリメンテーション |
---|---|
許可 |
AWS 署名バージョン 2 は完全にサポートされます AWS 署名バージョン 4 は次の例外を除いてサポートされます。
|
x-amz-security-token を指定します |
実装されていませんが返されます。 |
共通の応答ヘッダー
StorageGRID システムでは、以下の例外を除き、 _Simple Storage Service API Reference_で 定義されている共通の応答ヘッダーがすべてサポートされます。
応答ヘッダー | インプリメンテーション |
---|---|
x-amz-id-2 |
未使用 |