クラスタの構成とパフォーマンスのデータの収集アクティビティ
クラスタ構成 data_is の収集間隔は 15 分です。たとえば、クラスタを追加したあと、そのクラスタの詳細が Unified Manager の UI に表示されるまでに 15 分かかります。クラスタに対する変更を行った場合にも同じ間隔が適用されます。
たとえば、クラスタ内の SVM に 2 つの新しいボリュームを追加した場合、それらの新しいオブジェクトが UI に表示されるのは次回のポーリング間隔のあとであるため、最大で 15 分後になります。
Unified Manager は、監視対象のすべてのクラスタから 5 分間隔で current_performance statistics _ を収集します。そのデータを分析することでパフォーマンスイベントや潜在的な問題を特定します。5 分ごとのパフォーマンスデータについては 30 日分、 1 時間ごとのパフォーマンスデータについては 180 日分のデータが履歴として保持されます。これにより、過去 1 カ月間の非常にきめ細かなパフォーマンスの詳細と最大 1 年間のパフォーマンスの傾向を確認できます。
収集のポーリングは、各クラスタからのデータが同時に送信されてパフォーマンスに影響することがないように数分ずつオフセットされます。
次の表に、 Unified Manager で実行される収集アクティビティを示します。
アクティビティ | 時間間隔 | 説明 |
---|---|---|
パフォーマンス統計のポーリング |
5 分ごと |
各クラスタからリアルタイムのパフォーマンスデータを収集します。 |
統計分析 |
5 分ごと |
Unified Manager では、統計のポーリングが完了するたびに、収集したデータをユーザ定義のしきい値、システム定義のしきい値、および動的なしきい値と比較します。 パフォーマンスしきい値の違反が見つかると、 Unified Manager はイベントを生成し、設定されている場合は該当のユーザに E メールを送信します。 |
構成のポーリング |
15 分ごと |
各クラスタから詳細なインベントリ情報を収集して、すべてのストレージオブジェクト(ノード、 SVM 、ボリュームなど)を特定します。 |
要約 |
1 時間ごと |
5 分ごとに収集した最新の 12 回分のパフォーマンスデータを集計して 1 時間の平均を求めます。 1 時間の平均値は UI のいくつかのページで使用され、 180 日間保持されます。 |
予測分析とデータの削除 |
毎日午前 0 時から |
クラスタのデータを分析し、次の 24 時間のボリュームのレイテンシと IOPS の動的なしきい値を設定します。 30 日を経過した 5 分ごとのパフォーマンスデータをデータベースから削除します。 |
データの削除 |
毎日午前 2 時から |
180 日を経過したイベントおよび 180 日を経過した動的しきい値をデータベースから削除します。 |
データの削除 |
毎日午前 3 時 30 分から |
180 日を経過した 1 時間ごとのパフォーマンスデータをデータベースから削除します。 |