ストレージVMの関連付けを理解する
Storage Virtual Machine(Storage VM)の関連付けは、ソースStorage VMからデスティネーションStorage VMへのマッピングであり、リソースの選択やセカンダリ ボリュームのプロビジョニングのためにパートナー アプリケーションで使用されます。
デスティネーションStorage VMがセカンダリ デスティネーションと3次デスティネーションのどちらであるかに関係なく、関連付けはソースStorage VMとデスティネーションStorage VMの間で作成されます。セカンダリ デスティネーションStorage VMをソースとして使用して、3次デスティネーションStorage VMとの関連付けを作成することはできません。
アプリケーション管理者またはストレージ管理者は、保護 > ストレージ VM の関連付け ページで環境内のストレージ VM の関連付けを表示できます。
SVMを関連付ける方法は次の3とおりです。
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任意のストレージ VM を関連付ける: 任意のプライマリ ソース ストレージ VM と 1 つ以上の宛先 SVM 間の関連付けを作成できます。つまり、現時点で保護を必要とする既存のすべてのSVMおよび今後作成される任意のSVMが指定したデスティネーションSVMに関連付けられます。たとえば、異なる場所にある複数のソースのアプリケーションを1箇所にある1つ以上のデスティネーションSVMにバックアップできます。
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特定のストレージ VM を関連付ける: 特定のソース ストレージ VM と 1 つ以上の特定の宛先 SVM 間の関連付けを作成できます。たとえば、データを互いに分離する必要のある多数のクライアントにストレージ サービスを提供する場合は、このオプションを選択して、特定のソースStorage VMを、対象のクライアントにのみ割り当てられる特定のデスティネーションStorage VMに関連付けることができます。
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外部ストレージ VM との関連付け: ソース ストレージ VM と宛先ストレージ VM の外部フレキシブル ボリューム間の関連付けを作成できます。
Storage VMの関連付けの作成
Storage Virtual Machineの関連付けの作成ウィザードでは、パートナーの保護アプリケーションがソースStorage VMをデスティネーションStorage VMに関連付けて、SnapMirror関係とSnapVault関係で使用することができます。パートナー アプリケーションは、デスティネーション ボリュームの最初のプロビジョニングの際にこれらの関連付けを使用して、選択するリソースを特定します。
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関連付けるStorage VMがすでに存在している必要があります。
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アプリケーション管理者またはストレージ管理者のロールが必要です。
あらゆるソースStorage VMと関係タイプについて、各デスティネーション クラスタでデスティネーションStorage VMを1つだけ選択できます。
削除や作成の機能を使用した関連付けの変更は、以降のプロビジョニング処理にのみ反映されます。既存のデスティネーション ボリュームは移動されません。
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左側のナビゲーション ペインで、保護 > ストレージ VM の関連付け をクリックします。
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*ストレージ VM の関連付け*ページで、*作成*をクリックします。
*ストレージ仮想マシンの関連付けの作成*ウィザードが起動します。
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次のいずれかのソースを選択します。
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どれでも
すべてのプライマリStorage VMソースと1つ以上のデスティネーションStorage VMの間で関連付けを作成する場合に、このオプションを選択します。つまり、現時点で保護を必要とする既存のすべてのStorage VMおよび今後作成されるすべてのStorage VMが指定したデスティネーションStorage VMに関連付けられます。たとえば、異なる場所にある複数のソースのアプリケーションを1箇所にある1つ以上のデスティネーションStorage VMにバックアップできます。
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シングル
1つ以上のデスティネーションStorage VMに関連付ける特定のソースStorage VMを選択する場合に、このオプションを選択します。たとえば、データを互いに分離する必要のある多数のクライアントにストレージ サービスを提供する場合は、このオプションを選択して、特定のStorage VMソースを、対象のクライアントにのみ割り当てられる特定のStorage VMデスティネーションに関連付けます。
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なし(外部)
ソースStorage VMとデスティネーションStorage VMの外部のフレキシブル ボリュームの間で関連付けを作成する場合に、このオプションを選択します。
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作成する保護関係タイプとして、次のうちの1つまたは両方を選択します。
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SnapMirror
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SnapVault
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*次へ*をクリックします。
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1つ以上のStorage VMの保護デスティネーションを選択します。
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*[完了]*をクリックします。
Storage VMの関連付けの削除
パートナー アプリケーションに対するStorage VMの関連付けを削除して、ソースとデスティネーションのStorage VM間のセカンダリ プロビジョニング関係を削除することができます。この処理は、たとえば、デスティネーションStorage VMがフルになり、Storage VMの保護の関連付けを新たに作成する場合などに行います。
アプリケーション管理者またはストレージ管理者のロールが必要です。
少なくとも 1 つのストレージ VM 関連付けが選択されるまで、削除 ボタンは無効になります。関連付けの削除と追加による変更は、以降のプロビジョニング処理にのみ反映されます。既存のデスティネーション ボリュームが移動されることはありません。
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左側のナビゲーション ペインで、保護 > ストレージ VM の関連付け をクリックします。
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Storage VMの関連付けを1つ以上選択します。
*削除*ボタンが有効になります。
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*削除*をクリックします。
警告のダイアログ ボックスが表示されます。
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続行するには、[はい] をクリックします。
選択したStorage VMの関連付けがリストから削除されます。