Unified Managerのパフォーマンス監視機能
Unified Manager は、 ONTAPソフトウェアを実行しているシステムからパフォーマンス統計を収集して分析します。動的なパフォーマンスしきい値とユーザ定義のパフォーマンスしきい値を使用して、多くのクラスタ コンポーネントのさまざまなパフォーマンス カウンタを監視します。
長い応答時間(レイテンシ)は、ストレージ オブジェクト(ボリュームなど)の実行速度が通常よりも遅いことを示しています。また、ボリュームを使用しているクライアント アプリケーションのパフォーマンスが低下していることも示します。Unified Manager は、パフォーマンスの問題が発生するストレージ コンポーネントを識別し、パフォーマンスの問題に対処するために実行できる推奨アクションのリストを提供します。
Unified Manager には次の機能が含まれています。
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ONTAPソフトウェアを実行しているシステムからワークロードのパフォーマンス統計を監視して分析します。
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クラスター、ノード、アグリゲート、ポート、SVM、ボリューム、LUN、NVMe 名前空間、およびネットワーク インターフェイス (LIF) のパフォーマンス カウンターを追跡します。
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IOPS(処理数)、MBps(スループット)、レイテンシ(応答時間)、利用率、パフォーマンス容量、キャッシュ比率など、ワークロードのアクティビティを時系列で示す詳細なグラフを表示します。
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しきい値を超えた場合にイベントをトリガーしてEメール アラートを送信する、ユーザ定義のパフォーマンスのしきい値ポリシーを作成できます。
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システム定義のしきい値とワークロードのアクティビティを学習する動的なパフォーマンスしきい値を使用して、パフォーマンスの問題を特定してアラートを送信します。
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ボリュームおよびLUNに適用されるサービス品質(QoS)ポリシーとパフォーマンス サービス レベル ポリシー(PSL)を特定します。
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競合状態のクラスタ コンポーネントを特定します。
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クラスター コンポーネントを過剰に使用しているワークロードと、アクティビティの増加によってパフォーマンスが影響を受けるワークロードを識別します。