データの継続性収集サイクルとは
データの継続性収集サイクルは、リアルタイムのクラスタ パフォーマンス収集サイクル(デフォルトでは5分間隔)以外のパフォーマンス データを収集します。データ継続性収集により、Unified Manager はリアルタイム データを収集できなかった場合に発生する統計データのギャップを埋めることができます。
Unified Manager は、次のイベントが発生すると、履歴パフォーマンス データのデータ継続性収集ポーリングを実行します。
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最初にクラスタが Unified Manager に追加されます。
Unified Manager は、過去 15 日間の履歴パフォーマンス データを収集します。これにより、クラスタが追加されてから数時間で2週間分の履歴パフォーマンス情報を表示できます。
さらに、該当する期間にシステム定義のしきい値のイベントが発生していた場合はそれらのイベントも報告されます。
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現在のパフォーマンス データ収集サイクルが所定の時間に完了しなかったとき。
リアルタイムのパフォーマンスのポーリングが5分間の収集期間内に完了しなかった場合、データの継続性収集サイクルが開始され、収集されなかった期間の情報が収集されます。データの継続性収集が実行されなかった場合、次の収集期間がスキップされます。
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Unified Manager は、次の状況のように、一定期間アクセス不能になった後、オンラインに戻ります。
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Unified Managerが再起動された。
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ソフトウェアのアップグレードやバックアップ ファイルの作成のためにUnified Managerがシャットダウンされた。
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ネットワーク停止から復旧した。
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次の状況により、クラスタに一時的にアクセスできなくなり、そのあとオンラインに戻ったとき。
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ネットワーク停止から復旧した。
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低速なワイド エリア ネットワーク接続により、通常のパフォーマンス データの収集に遅延が生じた。
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データの継続性収集サイクルは、最大24時間の履歴データを収集できます。Unified Manager が 24 時間以上ダウンすると、UI ページにパフォーマンス データのギャップが表示されます。
データの継続性収集サイクルとリアルタイムのデータ収集サイクルを同時に実行することはできません。データの継続性収集サイクルが完了してからでないと、リアルタイムのパフォーマンス データ収集は開始されません。1 時間を超える履歴データを収集するためにデータ継続性収集が必要な場合は、[通知] ペインの上部にそのクラスターのバナー メッセージが表示されます。