[ノード フェイルオーバー プラン]ページの構成要素
パフォーマンス/ノード フェイルオーバー プランニング ページのコンポーネントは、グリッドと比較ペインに表示されます。これらのセクションで、ノードのフェイルオーバーによるテイクオーバー ノードのパフォーマンスに対する影響を評価することができます。
パフォーマンス統計グリッド
「パフォーマンス/ノード フェイルオーバー プランニング」ページには、レイテンシ、IOPS、使用率、および使用されたパフォーマンス容量の統計を含むグリッドが表示されます。
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ノードのフェイルオーバーを予測するための値の計算には異なるパフォーマンス カウンターが使用されるため、このページと [パフォーマンス/ノード パフォーマンス エクスプローラー] ページに表示されるレイテンシと IOPS の値は一致しない可能性があります。 |
グリッドでは、各ノードに次のいずれかのロールが割り当てられます。
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プライマリ
HAパートナーで障害が発生した場合にパートナーをテイクオーバーするノードです。ルート オブジェクトは常にプライマリ ノードになります。
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パートナー
フェイルオーバー シナリオで障害が発生したノードです。
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推定テイクオーバー
プライマリ ノードと同じです。このノードに対して表示されるパフォーマンス統計は、障害が発生したパートナーをテイクオーバーしたあとのテイクオーバー ノードのパフォーマンスを示します。
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テイクオーバー ノードのワークロードはフェイルオーバー後の両方のノードのワークロードの合計に相当しますが、推定テイクオーバー ノードの統計はプライマリ ノードとパートナー ノードの統計の合計にはなりません。たとえば、プライマリ ノードのレイテンシが2ミリ秒/処理でパートナー ノードのレイテンシが3ミリ秒/処理の場合に、推定テイクオーバー ノードのレイテンシが4ミリ秒/処理になることがあります。この値は、Unified Manager が実行する計算です。 |
パートナー ノードをルート オブジェクトにする場合は、そのノードの名前をクリックします。[パフォーマンス/ノード パフォーマンス エクスプローラー] ページが表示されたら、[フェールオーバー プランニング] タブをクリックして、このノード障害シナリオでパフォーマンスがどのように変化するかを確認できます。たとえば、Node1がプライマリ ノードでNode2がパートナー ノードの場合、Node2をクリックしてプライマリ ノードに切り替えることができます。これにより、どちらのノードで障害が発生したかに応じて、予想されるパフォーマンスの変化を確認することが可能です。
比較ペイン
次のリストは、比較ペインにデフォルトで表示されるコンポーネントについて説明しています。
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イベントチャート
これらは、パフォーマンス/ノード パフォーマンス エクスプローラー ページと同じ形式で表示されます。プライマリ ノードのみが対象になります。
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カウンターチャート
グリッドに表示されるパフォーマンス カウンタの過去の統計が表示されます。各チャートの推定テイクオーバー ノードのグラフには、フェイルオーバーが特定の時点で発生した場合の予想されるパフォーマンスが表示されます。
たとえば、利用率のグラフに、推定テイクオーバー ノードの2月8日午前11時の利用率が73%と表示されているとします。これは、その時刻にフェイルオーバーが発生した場合にテイクオーバー ノードの利用率が73%になることを示しています。
過去の統計は、テイクオーバー ノードに過大な負荷をかけずにフェイルオーバーを開始する最適な時刻を特定するのに役立ちます。テイクオーバー ノードの予測パフォーマンスを確認して、許容される時間にフェイルオーバーをスケジュールすることができます。
デフォルトでは、ルート オブジェクトとパートナー ノードの両方の統計が比較ペインに表示されます。パフォーマンス/ノード パフォーマンス エクスプローラー ページとは異なり、このページには、統計の比較のためにオブジェクトを追加するための 追加 ボタンは表示されません。
パフォーマンス/ノード パフォーマンス エクスプローラー ページと同じ方法で、比較ペインをカスタマイズできます。チャートをカスタマイズする例を次に示します。
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ノード名をクリックすると、カウンタ チャートでそのノードの表示と非表示が切り替わります。
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*ズーム表示*をクリックすると、特定のカウンターの詳細なグラフが新しいウィンドウに表示されます。