ASA R2ストレージシステム上のデータのクローニング
データのクローニングでは、ONTAP System Managerを使用して、ASA R2システムにストレージユニットと整合グループのコピーが作成されます。このコピーは、アプリケーションの開発、テスト、バックアップ、データ移行、その他の管理機能に使用できます。
ストレージユニットのクローン
ストレージユニットのクローンを作成すると、クローンを作成したストレージユニットのポイントインタイムの書き込み可能なコピーである新しいストレージユニットがASA R2システムに作成されます。
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System Managerで、*[ストレージ]*を選択します。
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クローニングするストレージユニットの名前にカーソルを合わせます。
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を選択し、*[クローン]*を選択します。
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クローンとして作成する新しいストレージ・ユニットのデフォルト名をそのまま使用するか、新しいストレージ・ユニットを入力します。
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ホストオペレーティングシステムを選択します。
デフォルトでは、クローン用に新しいSnapshotが作成されます。
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既存のSnapshotを使用する場合、新しいホストグループを作成する場合、または新しいホストを追加する場合は、*[その他のオプション]*を選択します。
オプション 手順 既存のSnapshotを使用する
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で、[Use an existing snaphot]*を選択します。
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クローンに使用するSnapshotを選択します。
新しいホストグループを作成する
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で[新しいホストグループ]*を選択します。
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新しいホストグループの名前を入力し、グループに含めるホストイニシエータを選択します。
新しいホストを追加
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で[新しいホスト]*を選択します。
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新しいホストの名前を入力し、* FC または iSCSI *を選択します。
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既存のイニシエータのリストからホストイニシエータを選択するか、*[追加]*を選択してホストに新しいイニシエータを追加します。
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「 * Clone * 」を選択します。
クローンを作成したストレージ・ユニットと同じ新しいストレージ・ユニットが作成されましたこれで、必要に応じて新しいストレージユニットを使用する準備ができました。
クローン整合グループ
整合グループをクローニングすると、クローニングした整合グループと構造、ストレージユニット、データが同じ新しい整合グループが作成されます。アプリケーションのテストやデータの移行には、整合グループのクローンを使用します。たとえば、本番ワークロードを整合グループから移行する必要があるとします。整合グループをクローニングして本番環境のワークロードのコピーを作成すると、移行が完了するまでバックアップとして保持されます。
クローンは、クローニングする整合グループのSnapshotから作成されます。クローンに使用されるスナップショットは、デフォルトでクローニングプロセスが開始された時点で作成されます。既存のSnapshotを使用するようにデフォルトの動作を変更できます。
ストレージユニットのマッピングは、クローニングプロセスの一環としてコピーされます。Snapshotポリシーはクローニングプロセスではコピーされません。
クローンは、ASA R2システムにローカルに格納されている整合グループから作成することも、リモートの場所にレプリケートされた整合グループから作成することもできます。
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System Managerで、*[保護]>[整合グループ]*を選択します。
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クローニングする整合グループにカーソルを合わせます。
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を選択し、*[クローン]*を選択します。
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クローン整合グループの名前を入力するか、デフォルトの名前をそのまま使用します。
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ホストオペレーティングシステムを選択します。
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ソース整合グループとクローンの関連付けを解除してディスクスペースを割り当てる場合は、*[クローンのスプリット]*を選択します。
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既存のSnapshotを使用する場合は、新しいホストグループを作成するか、クローン用に新しいホストを追加し、*[その他のオプション]*を選択します。
オプション 手順 既存のSnapshotを使用する
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で、[既存のSnapshotを使用する]*を選択します。
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クローンに使用するSnapshotを選択します。
新しいホストグループを作成する
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で[新しいホストグループ]*を選択します。
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新しいホストグループの名前を入力し、グループに含めるホストイニシエータを選択します。
新しいホストを追加
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で[新しいホスト]*を選択します。
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新しいホスト名を入力し、* FC または iSCSI *を選択します。
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既存のイニシエータのリストからホストイニシエータを選択するか、*[イニシエータの追加]*を選択してホストに新しいイニシエータを追加します。
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「 * Clone * 」を選択します。
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System Managerで、*[保護]>[レプリケーション]*を選択します。
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クローンを作成する*ソース*にカーソルを合わせます。
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を選択し、*[クローン]*を選択します。
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ソースクラスタとStorage VMを選択し、新しい整合グループの名前を入力するか、デフォルトの名前をそのまま使用します。
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クローニングするSnapshotを選択し、*[クローン]*を選択します。
リモートサイトから整合グループをクローニングしておきます。新しいコンシステンシグループは、ASA R2システム上で必要に応じてローカルで使用できます。
データを保護するには、"スナップショットの作成"クローニングした整合グループを使用する必要があります。