Microsoft Hyper-V データコレクター
Microsoft Hyper-V データ コレクターは、仮想化されたサーバー コンピューティング環境からインベントリとパフォーマンス データを取得します。このデータ コレクターは、スタンドアロン Hyper-V ホストまたはクラスター全体を検出できます。スタンドアロン ホストまたはクラスターごとに 1 つのコレクターを作成します。
用語
Data Infrastructure Insights は、 Microsoft Hyper-V (WMI) から次のインベントリ情報を取得します。 Data Infrastructure Insightsによって取得された資産タイプごとに、その資産に使用される最も一般的な用語が表示されます。このデータ コレクターを表示またはトラブルシューティングするときは、次の用語に留意してください。
ベンダー/モデル用語 | Data Infrastructure Insights用語 |
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仮想ハードディスク |
仮想ディスク |
ホスト |
ホスト |
仮想マシン |
仮想マシン |
クラスター共有ボリューム(CSV)、パーティションボリューム |
データ ストア |
インターネット SCSI デバイス、マルチパス SCSI LUN |
LUN |
ファイバーチャネルポート |
ポート |
注: これらは一般的な用語のマッピングのみであり、このデータ コレクターのすべてのケースを反映しているわけではありません。
要件
このデータ コレクターを構成するには、次のものが必要です。
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Hyper-V では、データ収集とリモート アクセス/管理のためにポート 5985 を開く必要があります。
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クラスターまたはスタンドアロン ハイパーバイザーの IP アドレスまたは FQDN。フローティング クラスターのホスト名または IP を使用することは、クラスター内の特定の 1 つのノードのみにコレクターを向ける場合よりも、最も信頼性の高いアプローチであると考えられます。
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クラスター内のすべてのハイパーバイザーで機能する管理レベルのユーザー アカウント。
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WinRMはすべてのハイパーバイザーで有効化され、リッスンする必要がある
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ポート要件: WMI 経由のポート 135、および Windows 2003 以前では 1024 ~ 65535、Windows 2008 では 49152 ~ 65535 に割り当てられた動的 TCP ポート。
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データコレクターがIPアドレスのみを指している場合でも、DNS解決は成功する必要がある
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各 Hyper-V ハイパーバイザーでは、すべてのホスト上のすべての VM に対して「リソース メータリング」をオンにする必要があります。これにより、各ハイパーバイザーは、各ゲストのData Infrastructure Insightsにさらに多くのデータを利用できるようになります。これを設定しないと、ゲストごとに取得されるパフォーマンス メトリックの数が少なくなります。リソースメータリングの詳細については、Microsoft のドキュメントを参照してください。
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Hyper-V データ コレクターには Windows Acquisition Unit が必要です。 |
構成
フィールド | 説明 |
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クラスタ IP アドレスまたはフローティング クラスタ FQDN |
クラスタまたはスタンドアロンの非クラスタ化ハイパーバイザの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名 |
ユーザー名 |
ハイパーバイザーの管理者ユーザー名 |
パスワード |
ハイパーバイザーのパスワード |
DNSドメインサフィックス |
単純なホスト名と組み合わせてハイパーバイザーの FQDN を表現するホスト名サフィックス |
高度な設定
フィールド | 説明 |
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インベントリポーリング間隔(分) |
デフォルトは20分です。 |
トラブルシューティング
このデータコレクターに関する追加情報は、"サポート"ページまたは"データコレクターサポートマトリックス"。