SANtricityソフトウェアで非同期ミラーリングを使用するための要件
非同期ミラーリングを使用する場合は、次の要件に注意してください。
Unified Manager
2つのアレイ間のミラーリングを有効にして設定するには、Unified Managerインターフェイスを使用する必要があります。Unified Managerは、Web Services Proxyとともにホスト システムにインストールされます。
-
Web Services Proxyサービスが実行されている必要があります。
-
Unified ManagerがHTTPS接続経由でローカル ホストで実行されている必要があります。
-
Unified Managerは、ストレージアレイに対して有効なSSL証明書を表示している必要があります。Unified Managerを使用して、メニューの「証明書」[証明書管理]に移動することで、自己署名証明書を受け入れるか、独自のセキュリティ証明書をインストールできます。
ストレージ アレイ
-
2つのストレージ アレイが必要です。
-
各ストレージ アレイに2台のコントローラが必要です。
-
Unified Managerで2つのストレージ アレイが検出されている必要があります。
-
プライマリ アレイとセカンダリ アレイ内の各コントローラにイーサネット管理ポートが設定されていて、各コントローラがネットワークに接続されている必要があります。
-
ストレージ アレイに必要なファームウェアの最小バージョンは7.84です。(ストレージ アレイごとに異なるバージョンのOSを実行できます)。
-
ローカルとリモートのストレージ アレイのパスワードを確認しておく必要があります。
-
リモート ストレージ アレイにセカンダリ ボリュームを作成するための十分な空き容量(ミラーリングするプライマリ ボリュームと同等以上)が必要です。
-
ローカルとリモートのストレージ アレイをFibre ChannelファブリックまたはiSCSIインターフェイスを介して接続します。
サポートされる接続
非同期ミラーリングでは、ローカルとリモートのストレージ システム間の通信にFC接続、iSCSI接続、またはその両方を使用できます。ミラー整合性グループを作成するときに、リモート ストレージ アレイに対してFCとiSCSIの両方の接続が確立されている場合は、そのグループでどちらを使用するかを選択することができます。タイプが異なるチャネル間ではフェイルオーバーは発生しません。
非同期ミラーリングでは、ストレージ アレイのホスト側のI/Oポートを使用して、プライマリ側からセカンダリ側にミラー データが送信されます。
-
ファイバチャネル(FC)インターフェイスを介したミラーリング
ストレージ アレイの各コントローラでは、最も番号が大きいFCホスト ポートがミラーリング処理の専用ポートとして使用されます。
ベースのFCポートとホスト インターフェイス カード(HIC)のFCポートの両方があるコントローラでは、HICの最も番号が大きいポートが使用されます。専用ポートにログオンしたホストはログアウトされ、ホスト ログイン要求は許可されません。このポートに対しては、ミラーリング処理の対象となるコントローラからのI/O要求のみが許可されます。
専用のミラーリング ポートは、ディレクトリ サービスとネーム サービスのインターフェイスをサポートするFCファブリック環境に接続されている必要があります。特に、FC-ALおよびポイントツーポイントはミラー関係が確立されたコントローラ間の接続オプションとしてサポートされないことに注意してください。
-
iSCSI インターフェースを介したミラーリング
FCとは異なり、iSCSIでは専用のポートを必要としません。iSCSI環境で非同期ミラーリングを使用する場合、ストレージ アレイのどのフロントエンドiSCSIポートも非同期ミラーリング専用にする必要はありません。これらのポートは、非同期ミラーリングのトラフィックとホスト / アレイ間のI/O接続で共有されます。
コントローラはリモート ストレージ システムのリストを管理しており、iSCSIイニシエータはこのリストを使用してセッションの確立を試みます。iSCSI接続が確立されると、接続に最初に成功したポートがリモート ストレージ アレイとの以降のすべての通信に使用されます。通信に失敗すると、使用可能な残りのポートを使用して新しいセッションの確立が試行されます。
iSCSIポートはアレイレベルでポート単位で設定されます。設定の通知やデータ転送などのコントローラ間の通信には、次の設定を含むグローバル設定が使用されます。
-
VLAN:ローカル システムとリモート システムの両方が通信するには、同じ VLAN 設定である必要があります
-
iSCSIリスン ポート
-
ジャンボ フレーム
-
イーサネットの優先順位
コントローラ間のiSCSI通信には、管理イーサネット ポートではなくホスト接続ポートを使用する必要があります。
非同期ミラーリングでは、ストレージ アレイのホスト側のI/Oポートを使用して、プライマリ側からセカンダリ側にミラー データが送信されます。非同期ミラーリングは高レイテンシで低コストのネットワーク向けの機能であるため、iSCSI接続(TCP/IPベースの接続)が適しています。iSCSI環境で非同期ミラーリングを使用する場合、アレイのどのフロントエンドiSCSIポートも非同期ミラーリング専用にする必要はありません。これらのポートは、非同期ミラーリングのトラフィックとホスト / アレイ間のI/O接続で共有されます。
-
|
|
E4000は、iSCSIプロトコル使用時の非同期ミラーリングをサポートしていません。 |
ミラー ボリュームの候補
-
非同期ミラー ペアのプライマリ ボリュームとセカンダリ ボリュームでは、RAIDレベル、キャッシング パラメータ、およびセグメント サイズが異なる場合があります。
EF600およびEF300のコントローラでは、非同期ミラー ペアのプライマリ ボリュームとセカンダリ ボリュームで、プロトコル、トレイ レベル、セグメント サイズ、セキュリティ タイプ、およびRAIDレベルが同じである必要があります。そうでない非同期ミラー ペアは、使用可能なボリュームのリストに表示されません。 -
セカンダリ ボリュームには、プライマリ ボリュームと同等以上のサイズが必要です。
-
ボリュームに設定できるミラー関係は1つだけです。
-
ボリュームの候補は、同じデータ セキュリティ機能を使用している必要があります。
-
プライマリ ボリュームがFIPS対応の場合、セカンダリ ボリュームもFIPS対応である必要があります。
-
プライマリ ボリュームがFDE対応の場合、セカンダリ ボリュームもFDE対応である必要があります。
-
プライマリ ボリュームがDrive Securityを使用していない場合は、セカンダリ ボリュームもDrive Securityを使用してはいけません。
-
-
プライマリ ボリュームとセカンダリ ボリュームで同じドライブ タイプを共有する必要があります。プライマリ ボリュームとセカンダリ ボリュームにNVMeドライブとSASドライブを混在させることはできません。
-
プライマリ ボリュームとセカンダリ ボリュームでは、リソース パーティショニングを有効にしてはなりません。
リザーブ容量
-
コントローラのリセットおよびその他の一時的な中断からリカバリするための書き込み情報をログに記録するには、ミラー ペアのプライマリ ボリュームとセカンダリ ボリュームにリザーブ容量ボリュームが必要です。
-
ミラー ペアのプライマリ ボリュームとセカンダリ ボリュームには追加のリザーブ容量が必要であるため、ミラー関係にある両方のストレージ アレイに空き容量が確保されていることを確認してください。
-
リザーブ容量ボリュームは、関連付けられているミラー ボリュームと同じドライブ タイプを共有する必要があります。
-
予約容量ボリュームがNVMeドライブ上に作成される場合、そのミラー ボリュームもNVMeドライブ上に作成する必要があります。
-
予約容量ボリュームが SAS ドライブ上に作成される場合、そのミラー ボリュームも SAS ドライブ上に作成する必要があります。
-
ドライブ セキュリティ機能
-
セキュリティ対応ドライブを使用する場合、プライマリ ボリュームとセカンダリ ボリュームのセキュリティ設定に互換性がある必要があります。この制限は強制的には適用されないため、自分で確認する必要があります。
-
セキュリティ対応ドライブを使用する場合、プライマリ ボリュームとセカンダリ ボリュームで同じタイプのドライブを使用する必要があります。この制限は強制的には適用されないため、自分で確認する必要があります。
-
Data Assurance(DA)を使用する場合、プライマリ ボリュームとセカンダリ ボリュームでDA設定を同じにする必要があります。