レプリケーション関係の初期化
すべての関係タイプにおいて、初期化では ベースライン転送 が実行されます。つまり、ソース ボリュームのスナップショット コピーが作成され、そのコピーとそれが参照するすべてのデータ ブロックが宛先ボリュームに転送されます。
-
複製するボリュームを含むエレメント ノードがONTAPからアクセス可能になっている必要があります。
-
ElementボリュームのSnapMirrorレプリケーションを有効にしておく必要があります。
-
「
mirror-vault」ポリシー タイプを使用している場合は、複製される Element スナップショット コピーに対してSnapMirrorラベルが設定されている必要があります。このタスクは、"ElementソフトウェアのWeb UI"または"APIメソッド"。
要素のソースパスを次の形式で指定する必要があります。 <hostip:>/lun/<name>`ここで「`lun」は実際の文字列「lun」であり、 `name`要素ボリュームの名前です。
初期化には時間がかかる場合があります。ベースライン転送はオフピークの時間帯に実行することを推奨します。
|
|
何らかの理由でONTAPソースから Element デスティネーションへの関係の初期化に失敗した場合は、問題(無効な LUN 名など)を修正した後でも関係は引き続き失敗します。回避策は次のとおりです。
|
-
レプリケーション関係を初期化します。
snapmirror initialize -source-path <hostip:>/lun/<name> -destination-path <SVM:volume|cluster://SVM/volume>コマンド構文全体については、マニュアル ページを参照してください。
次の例では、ソースボリューム間の関係を初期化します。
0005IPアドレス10.0.0.11と宛先ボリュームvolA_dst`の上 `svm_backup:cluster_dst::> snapmirror initialize -source-path 10.0.0.11:/lun/0005 -destination-path svm_backup:volA_dst