デスティネーション ボリュームを書き込み可能にする
災害によりSnapMirror DR 関係のプライマリ サイトが使用できなくなった場合でも、中断を最小限に抑えて宛先ボリュームからデータを提供できます。プライマリ サイトでサービスが復元されたら、ソース ボリュームを再アクティブ化できます。
デスティネーション ボリュームからクライアントにデータを提供する前に、そのボリュームを書き込み可能にする必要があります。使用することができます `snapmirror quiesce`宛先へのスケジュールされた転送を停止するコマンド、 `snapmirror abort`進行中の転送を停止するコマンドと `snapmirror break`宛先を書き込み可能にするコマンド。
要素のソースパスを次の形式で指定する必要があります。 <hostip:>/lun/<name>`ここで「`lun」は実際の文字列「lun」であり、 `name`要素ボリュームの名前です。
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デスティネーションに対するスケジュールされた転送を停止します。
snapmirror quiesce -source-path <hostip:>/lun/<name> -destination-path <SVM:volume>|<cluster://SVM/volume>コマンド構文全体については、マニュアル ページを参照してください。
次の例では、ソースボリューム間のスケジュールされた転送を停止します。
0005IPアドレス10.0.0.11と宛先ボリュームvolA_dst`の上 `svm_backup:cluster_dst::> snapmirror quiesce -source-path 10.0.0.11:/lun/0005 -destination-path svm_backup:volA_dst
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デスティネーションに対する実行中の転送を停止します。
snapmirror abort -source-path <hostip:>/lun/<name> -destination-path <SVM:volume>|<cluster://SVM/volume>コマンド構文全体については、マニュアル ページを参照してください。
次の例では、ソースボリューム間の進行中の転送を停止します。
0005IPアドレス10.0.0.11と宛先ボリュームvolA_dst`の上 `svm_backup:cluster_dst::> snapmirror abort -source-path 10.0.0.11:/lun/0005 -destination-path svm_backup:volA_dst
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SnapMirror DR関係を解除します。
snapmirror break -source-path <hostip:>/lun/<name> -destination-path <SVM:volume>|<cluster://SVM/volume>コマンド構文全体については、マニュアル ページを参照してください。
次の例では、ソースボリューム間の関係を解除します。
0005IPアドレス10.0.0.11と宛先ボリュームvolA_dst`の上 `svm_backup`宛先ボリューム `volA_dst`の上 `svm_backup:cluster_dst::> snapmirror break -source-path 10.0.0.11:/lun/0005 -destination-path svm_backup:volA_dst