OpenShift仮想化でのVMのオンデマンドバックアップの作成
このセクションでは、OpenShift VirtualizationでVMのオンデマンドバックアップを作成する方法について説明します。
VMのバックアップの作成手順
VM全体(VMメタデータとVMディスク)のオンデマンドバックアップを作成するには、[* Backup]タブをクリックします。これにより、バックアップカスタムリソース(CR)が作成されます。バックアップCRを作成するためのサンプルYAMLが用意されています。このYAMLを使用すると、指定したネームスペース内のVMとそのディスクがバックアップされます。追加のパラメータは、 "ドキュメント"。
CSIによって、ディスクをバックアップする永続ボリュームのスナップショットが作成されます。VMのバックアップとそのディスクのスナップショットが作成され、YAMLで指定されたバックアップの場所に格納されます。バックアップは、ttlで指定された30日間システムに残ります。
apiVersion: velero.io/v1 kind: Backup metadata: name: backup1 namespace: openshift-adp spec: includedNamespaces: - virtual-machines-demo snapshotVolumes: true storageLocation: velero-demo-1 -->this is the backupStorageLocation previously created when Velero is configured. ttl: 720h0m0s
バックアップが完了すると、[Phase]に[Completed]と表示されます。
S3ブラウザアプリケーションを使用して、オブジェクトストレージ内のバックアップを確認できます。バックアップのパスは、設定されたバケット内でプレフィックス名(velero/demobackup)で表示されます。バックアップの内容(ボリュームSnapshot、ログ、仮想マシンのその他のメタデータなど)を確認できます。
StorageGRIDでは、Tenant ManagerのS3コンソールを使用してバックアップオブジェクトを表示することもできます。 |
OpenShift VirtualizationでのVMのスケジュールバックアップの作成
スケジュールに従ってバックアップを作成するには、スケジュールCRを作成する必要があります。
スケジュールは、単にバックアップを作成する時刻を指定できるcron式です。スケジュールCRを作成するためのサンプルYAML。
apiVersion: velero.io/v1 kind: Schedule metadata: name: <schedule> namespace: openshift-adp spec: schedule: 0 7 * * * template: hooks: {} includedNamespaces: - <namespace> storageLocation: velero-demo-1 defaultVolumesToFsBackup: true ttl: 720h0m0s
cron式0 7 ***は、バックアップが毎日7時に作成されることを意味します。
バックアップに含めるネームスペースとバックアップの格納場所も指定されます。そのため、バックアップCRではなく、スケジュールCRを使用して、指定した時刻と頻度でバックアップを作成します。
作成したスケジュールは有効になります。
バックアップはこのスケジュールに従って作成され、[Backup]タブで確認できます。