アプリケーション対応のデータ管理
アプリケーション対応のデータ管理を使用すると、ONTAPで導入するアプリケーションを、ストレージではなくアプリケーションの観点から指定できます。System ManagerとREST APIを使用して、最小限の入力でアプリケーションを設定し、データを提供できるように準備することができます。
アプリケーション対応のデータ管理機能を使用すると、個 々 のアプリケーションレベルでストレージをセットアップ、管理、監視できます。この機能には、関連するONTAPのベストプラクティスが組み込まれており、必要なパフォーマンスサービスレベルと使用可能なシステムリソースに基づいてストレージオブジェクトを分散配置し、アプリケーションを最適にプロビジョニングできます。
アプリケーション対応のデータ管理機能には、一連のアプリケーションテンプレートが含まれています。各テンプレートは、アプリケーションの構成をまとめて記述する一連のパラメータで構成されています。これらのパラメータは、アプリケーション管理者がONTAPシステムでプロビジョニングするストレージの特性(データベースサイズ、サービスレベル、LIFなどのプロトコルアクセス要素、ローカルの保護条件、リモートの保護条件など)を定義します。これらのパラメータにはデフォルト値があらかじめ設定されていることがよくあります。ONTAPは、指定されたパラメータに基づいて、LUNやボリュームなどのストレージエンティティをアプリケーションに適したサイズとサービスレベルで設定します。
アプリケーションに対して次のタスクを実行できます。
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アプリケーションテンプレートを使用してアプリケーションを作成する
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アプリケーションに関連付けられたストレージを管理する
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アプリケーションの変更または削除
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アプリケーションの表示
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アプリケーションのSnapshotコピーを管理します。
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同じボリュームまたは異なるボリュームのLUNを複数選択してデータ保護機能を提供するために作成整合グループ