FabricPoolでONTAPボリュームが積極的に読み取りヘッドを実行できるようにする
ONTAP 9 14.1以降では、FabricPool内のボリュームに対してアグレッシブ先読みモードを有効または無効にすることができます。アグレッシブ先読みモードは、ONTAP 9で使用できます。14.1は、FabricPoolをサポートするすべてのオンプレミスプラットフォームで使用できます。この機能はデフォルトで無効になっています。
アグレッシブな先読みが_disabled_の場合、FabricPoolはクライアントアプリケーションが必要とするファイルブロックのみを読み取ります。ファイル全体を読み取る必要はありません。その結果、特に大容量のGBおよびTBサイズのファイルでは、ネットワークトラフィックが減少する可能性があります。ボリュームでの先読みを_Enabling_Aggressiveにすると、この機能がオフになり、FabricPoolはオブジェクトストアからファイル全体を優先的にシーケンシャルに読み取ります。これにより、GETスループットが向上し、クライアントによるファイルに対する読み取りのレイテンシが低減されます。デフォルトでは、階層化されたデータがシーケンシャルに読み取られてもコールドのままで、ローカル階層には書き込まれません。
積極的な先読みにより、ネットワークの効率性が向上し、階層化されたデータのパフォーマンスが向上します。
`aggressive-readahead-mode`このコマンドには2つのオプションがあります。
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none
:先読みは無効です。 -
file_prefetch
:クライアントアプリケーションよりも先にファイル全体がメモリに読み込まれます。
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クラスタ管理者またはSVM管理者である必要があります。
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advanced権限レベルが必要です。
ボリューム作成時のアグレッシブ先読みモードの有効化
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権限レベルをadvancedに設定します。
set -privilege advanced
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ボリュームを作成し、アグレッシブ先読みモードを有効にします。
volume create -volume <volume name> -aggressive-readahead-mode <none|file_prefetch>
次の例は、file_prefetchオプションを指定して、アグレッシブ先読みを有効にしたvol1という名前のボリュームを作成します。
volume create -volume vol1 -aggressive-readahead-mode file_prefetch
アグレッシブ先読みモードを無効にする
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権限レベルをadvancedに設定します。
set -privilege advanced
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アグレッシブ先読みモードを無効にします。
volume modify -volume <volume name> -aggressive-readahead-mode none
次の例は、vol1という名前のボリュームを変更して、アグレッシブ先読みモードを無効にします。
volume modify -volume vol1 -aggressive-readahead-mode none
ボリュームのアグレッシブ先読みモードを表示する
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権限レベルをadvancedに設定します。
set -privilege advanced
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アグレッシブ先読みモードを表示します。
volume show -fields aggressive-readahead-mode