ハードウェアアシストテイクオーバーの仕組み
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デフォルトで有効になっているハードウェアアシストテイクオーバー機能では、ノードのリモート管理デバイス(サービスプロセッサ)を使用してテイクオーバー処理を高速化できます。
リモート管理デバイスで障害が検出されると、パートナーのハートビートの停止を ONTAP が認識するのを待たずに、迅速にテイクオーバーが開始されます。この機能を有効にしないと障害が発生した場合、ノードからハートビートが届かなくなったことをパートナーで認識するまでは待機状態となり、ハートビートがなくなったことを確認してからテイクオーバーが開始されます。
ハードウェアアシストテイクオーバー機能では、次のプロセスを使用してこの待機時間が回避されます。
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リモート管理デバイスは、特定の種類の障害についてローカルシステムを監視します。
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障害が検出されると、リモート管理デバイスからパートナーノードにすぐにアラートが送信されます。
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アラートを受け取ったあと、パートナーでテイクオーバーが開始されます。
ハードウェアアシストテイクオーバーをトリガーするイベント
リモート管理デバイス(サービスプロセッサ)から受信するアラートの種類によっては、パートナーノードでテイクオーバーが生成される場合があります。
アラート |
テイクオーバーが開始されるか |
説明 |
異常再起動 |
いいえ |
ノードの異常リブートが発生しました。 |
l2_watchdog_reset |
はい。 |
システムの watchdog ハードウェアが L2 リセットを検出しました。 |
ハートビートの損失 |
いいえ |
リモート管理デバイスがノードからハートビートメッセージを受信しなくなりました。 |
PERIODIC_MESSAGE |
いいえ |
通常のハードウェアアシストテイクオーバー中に送信される定期的なメッセージです。 |
power_cycle_via_sp |
はい。 |
リモート管理デバイスの電源をオフにしてからオンにしてください。 |
power_loss です |
はい。 |
ノードで電源喪失が発生しました。 |
power_off_via_sp |
はい。 |
リモート管理デバイスの電源がオフになりました。 |
reset_via_sp |
はい。 |
リモート管理デバイスによってシステムがリセットされました。 |
テスト |
いいえ |
ハードウェアアシストテイクオーバー処理を確認するためのテストメッセージが送信されます。 |