残りのパフォーマンス容量を特定
パフォーマンス容量( headroom )は、リソースのワークロードのパフォーマンスにレイテンシの影響を受ける前にノードまたはアグリゲートに配置できる作業量を測定します。クラスタで利用可能なパフォーマンス容量を把握しておくと、ワークロードのプロビジョニングと分散に役立ちます。
このタスクを実行するには、advanced権限レベルのコマンドが必要です。
オプションでは、次の値を使用してヘッドルームの統計を収集および表示できます -object
。
-
CPUの場合は、
resource_headroom_cpu
。 -
アグリゲートの場合は、
resource_headroom_aggr
。
このタスクは、System ManagerとActive IQ Unified Managerを使用して実行することもできます。
-
advanced権限レベルに切り替えます。
set -privilege advanced
-
リアルタイムのヘッドルーム統計の収集を開始します。
statistics start –object resource_headroom_cpu|aggr
コマンド構文全体については、マニュアルページを参照してください。
-
リアルタイムのヘッドルーム統計情報を表示します。
statistics show -object resource_headroom_cpu|aggr
コマンド構文全体については、マニュアルページを参照してください。
-
admin権限に戻ります。
set -privilege admin
次の例は、クラスタノードの1時間あたりの平均ヘッドルーム統計を表示します。
ノードの使用可能なパフォーマンス容量は、カウンタからカウンタを optimal_point_utilization`引いて計算できます `current_utilization
。この例では、の利用率 `CPU_sti2520-213`は-14%(72%~86%)であることから、CPUの過去1時間の平均利用率が高すぎることがわかります。
または ewma_weekly`を指定すると `ewma_monthly
、同じ情報を長期間にわたって平均化できます ewma_daily
。
sti2520-2131454963690::*> statistics show -object resource_headroom_cpu -raw -counter ewma_hourly (statistics show) Object: resource_headroom_cpu Instance: CPU_sti2520-213 Start-time: 2/9/2016 16:06:27 End-time: 2/9/2016 16:06:27 Scope: sti2520-213 Counter Value -------------------------------- -------------------------------- ewma_hourly - current_ops 4376 current_latency 37719 current_utilization 86 optimal_point_ops 2573 optimal_point_latency 3589 optimal_point_utilization 72 optimal_point_confidence_factor 1 Object: resource_headroom_cpu Instance: CPU_sti2520-214 Start-time: 2/9/2016 16:06:27 End-time: 2/9/2016 16:06:27 Scope: sti2520-214 Counter Value -------------------------------- -------------------------------- ewma_hourly - current_ops 0 current_latency 0 current_utilization 0 optimal_point_ops 0 optimal_point_latency 0 optimal_point_utilization 71 optimal_point_confidence_factor 1 2 entries were displayed.