%w変数と%d変数を使用してホームディレクトリ設定を作成する
変数と %d`変数を使用して、ホームディレクトリ設定を作成できます `%w
。ユーザは、動的に作成された共有を使用してホーム共有に接続できます。
-
ユーザのホームディレクトリを含むqtreeを作成します。
volume qtree create -vserver vserver_name -qtree-path qtree_path
-
qtreeで正しいセキュリティ形式が使用されていることを確認します。
volume qtree show
-
目的のセキュリティ形式がqtreeで使用されていない場合は、コマンドを使用してセキュリティ形式を変更し `volume qtree security`ます。
-
ホームディレクトリ共有を追加します。
vserver cifs share create -vserver vserver -share-name %w -path %d/%w -share-properties homedirectory\[,...\]
-vserver
`vserver`検索パスを追加するCIFS対応のStorage Virtual Machine(SVM)を指定します。-share-name
`%w`ホームディレクトリ共有名を指定します。ONTAPでは、ユーザがホームディレクトリに接続するたびに、共有名が動的に作成されます。共有名の形式は _windows_user_name です。-path
`%d/%w`ホームディレクトリの相対パスを指定します。ユーザがホームディレクトリに接続すると、ユーザごとに _domain/windows_user_name の形式で相対パスが動的に作成されます。`-share-properties homedirectory[,…]+`その共有の共有プロパティを指定します。値を指定する必要があり `homedirectory`ます。追加の共有プロパティをカンマで区切って指定できます。
-
コマンドを使用して、共有が目的の設定になっていることを確認します
vserver cifs share show
。 -
ホームディレクトリ検索パスを追加します。
vserver cifs home-directory search-path add -vserver vserver -path path
`-vserver vserver-name`検索パスを追加するCIFS対応のSVMを指定します。
`-path path`検索パスの絶対ディレクトリパスを指定します。
-
コマンドを使用して、検索パスが追加されたことを確認します
vserver cifs home-directory search-path show
。 -
ユーザにホームディレクトリがある場合は、ホームディレクトリを含むように指定したqtreeまたはボリューム内に、対応するディレクトリを作成します。
たとえば、というパスのqtreeを作成し、ディレクトリを作成するユーザ名がmydomain\user1である場合は
/vol/vol1/users
、というパスでディレクトリを作成します/vol/vol1/users/mydomain/user1
。にマウントされる「home1」という名前のボリュームを作成した場合は、というパスでディレクトリを作成し
/home1`ます `/home1/mydomain/user1
。 -
ドライブをマッピングするか、UNCパスを使用して接続し、ユーザがホーム共有に正常に接続できることを確認します。
たとえば、ユーザmydomain\user1が、SVM vs1上にあるディレクトリ(手順8で作成)に接続する場合は、UNCパスを使用して接続します
\\vs1\user1
。
次の例のコマンドは、次の設定を使用してホームディレクトリの設定を作成します。
-
共有名は%wです。
-
相対ホームディレクトリパスは%d/%wです。
-
ホームディレクトリを含むように指定した検索パス `/home1`は、NTFSセキュリティ形式が設定されたボリュームです。
-
設定はSVM vs1に作成されます。
ユーザがWindowsホストからホームディレクトリにアクセスする場合は、このようなホームディレクトリ設定を使用できます。また、ユーザがWindowsホストおよびUNIXホストからホームディレクトリにアクセスし、ファイルシステム管理者がWindowsベースのユーザおよびグループを使用してファイルシステムへのアクセスを制御する場合にも、このような設定を使用できます。
cluster::> vserver cifs share create -vserver vs1 -share-name %w -path %d/%w -share-properties oplocks,browsable,changenotify,homedirectory cluster::> vserver cifs share show -vserver vs1 -share-name %w Vserver: vs1 Share: %w CIFS Server NetBIOS Name: VS1 Path: %d/%w Share Properties: oplocks browsable changenotify homedirectory Symlink Properties: enable File Mode Creation Mask: - Directory Mode Creation Mask: - Share Comment: - Share ACL: Everyone / Full Control File Attribute Cache Lifetime: - Volume Name: - Offline Files: manual Vscan File-Operations Profile: standard cluster::> vserver cifs home-directory search-path add -vserver vs1 ‑path /home1 cluster::> vserver cifs home-directory search-path show Vserver Position Path ----------- -------- ----------------- vs1 1 /home1