SMBアクセスに関するエクスポートポリシーの有効化または無効化
Storage Virtual Machine ( SVM )での SMB アクセスに関するエクスポートポリシーを有効または無効にすることができます。エクスポートポリシーを使用したリソースへの SMB アクセスの制御はオプションです。
SMB のエクスポートポリシーを有効にするための要件は次のとおりです。
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クライアントのエクスポートルールを作成する前に、そのクライアントの「 PTR 」レコードが DNS に登録されている必要があります。
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SVM が NFS クライアントにアクセスを提供し、 NFS アクセスに使用するホスト名が CIFS サーバ名と異なる場合は、ホスト名に対して「 A 」レコードと「 PTR 」レコードのセットが追加で必要です。
SVM に新しい CIFS サーバをセットアップするとき、 SMB アクセスに関するエクスポートポリシーの使用はデフォルトで無効になります。認証プロトコル、クライアント IP アドレス、またはホスト名に基づいてアクセスを制御する場合は、 SMB アクセスのエクスポートポリシーを有効にできます。SMB アクセスに関するエクスポートポリシーはいつでも有効または無効にできます。
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権限レベルをadvancedに設定します。
set -privilege advanced
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エクスポートポリシーを有効または無効にします。
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エクスポートポリシーを有効にします。
vserver cifs options modify -vserver vserver_name -is-exportpolicy-enabled true
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エクスポートポリシーを無効にします。
vserver cifs options modify -vserver vserver_name -is-exportpolicy-enabled false
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admin権限レベルに戻ります。
set -privilege admin
次の例では、エクスポートポリシーを使用したSVM vs1上のリソースへのSMBクライアントアクセスの制御を有効にします。
cluster1::> set -privilege advanced Warning: These advanced commands are potentially dangerous; use them only when directed to do so by technical support personnel. Do you wish to continue? (y or n): y cluster1::*> vserver cifs options modify -vserver vs1 -is-exportpolicy-enabled true cluster1::*> set -privilege admin