一般的なNDMPテープバックアップトポロジ
NDMPは、バックアップアプリケーションと、データ(ファイルシステム)サービスとテープサービスを提供するストレージシステムまたは他のNDMPサーバとの間で、さまざまなトポロジおよび構成をサポートします。
ストレージシステムからローカルテープへ
最も単純な構成では、バックアップアプリケーションは、ストレージシステムのデータを、ストレージシステムに接続されたテープサブシステムにバックアップします。NDMP制御接続はネットワーク境界を越えて存在します。ストレージシステム内でデータサービスとテープサービスの間に存在するNDMPデータ接続を、NDMPローカル構成と呼びます。
ストレージシステムから別のストレージシステムに接続されているテープへ
バックアップアプリケーションは、ストレージシステムから、別のストレージシステムに接続されているテープライブラリ(1つ以上のテープドライブを備えたメディアチェンジャ)にデータをバックアップすることもできます。この場合、データサービスとテープサービスの間のNDMPデータ接続は、TCPまたはTCP / IPv6ネットワーク接続によって提供されます。これは、NDMP 3ウェイストレージシステムからストレージシステムへの構成と呼ばれます。
ストレージシステムからネットワーク接続テープライブラリ
NDMP対応のテープライブラリには、3ウェイ構成のバリエーションがあります。この場合、テープライブラリはTCP / IPネットワークに直接接続され、内部NDMPサーバを介してバックアップアプリケーションおよびストレージシステムと通信します。
ストレージシステムからデータサーバ、テープ、またはデータサーバからストレージシステムからテープ
NDMPでは、ストレージシステムからデータサーバ、およびデータサーバからストレージシステムへの3ウェイ構成もサポートされていますが、これらのバリエーションはあまり広くは使用されていません。ストレージシステムからサーバへの接続を使用すると、ストレージシステムのデータを、バックアップアプリケーションホストまたは別のデータサーバシステムに接続されたテープライブラリにバックアップできます。サーバからストレージシステムへの構成では、サーバのデータをストレージシステムに接続されたテープライブラリにバックアップできます。